かかえ‐でんじ【抱え田地】
江戸時代、農民が他村で所有した田地。
かかえ‐ぬし【抱え主】
使用人を雇っている人。特に芸者・娼妓(しょうぎ)・茶屋女などの雇い主。抱え親。
かかえ‐もの【抱え者】
江戸時代、幕府または諸大名に、その者一代に限って召し抱えられた者。
かかえ‐やしき【抱え屋敷】
江戸時代、囲い・家屋を設けた屋敷地のこと。正規の武家屋敷・町屋敷と区別される別宅をいう。
かか・える【抱える】
[動ア下一][文]かか・ふ[ハ下二] 1 物を囲むように腕を回して持つ。胸にだくようにして持つ。「ひざを—・えて座る」「包みを小脇に—・える」 2 自分の負担になるものをもつ。厄介なもの、世話を...
かか・ゆ【抱ゆ】
[動ヤ下二]《「かか(抱)う」が室町時代以降ヤ行に転じて用いられた語。終止形は「抱ゆる」となる例が多い》「抱える」に同じ。「乗合一同、旅の苦を忘れて、腹を—・ゆるほどに」〈魯文・西洋道中膝栗毛〉...
だきあい‐しんじゅう【抱(き)合い心中】
[名](スル)抱き合ってする心中。男女が互いに抱き合ったまま情死すること。
だき‐あ・う【抱(き)合う】
[動ワ五(ハ四)]互いに相手を抱く。「—・って再会を喜ぶ」
だき‐あ・げる【抱(き)上げる】
[動ガ下一][文]だきあ・ぐ[ガ下二]抱いて上の方に持ち上げる。「子供を—・げる」
だき‐あわせ【抱(き)合(わ)せ】
抱き合わせること。「—販売」