おし‐もの【押(し)物】
1 得意とするもの。また、よく行われるもの。おしもん。「さて芸子の—は」〈弦曲粋弁当〉 2 押し固めて作った菓子。落雁(らくがん)・塩竈(しおがま)の類。
おし‐もんどう【押(し)問答】
[名](スル)互いに自分の見解を主張して、あとにひかず言い争うこと。「渡した、受け取らないで—を繰り返す」
おし‐や【押(し)屋】
ラッシュアワーに、満員の通勤電車に乗客を押してつめこむ係の駅員やアルバイト学生のこと。昭和38年(1963)ごろの言葉。
おし‐やぶ・る【押(し)破る】
[動ラ五(四)]力を加えて強引にこわす。うち破る。「扉を—・って乱入する」
おし‐や・る【押し遣る】
[動ラ五(四)]押して向こうへやる。押しのける。「荷物を片隅に—・る」
おし‐ゆ【押(し)湯】
鋳物を作るときに、鋳型に余分に注入する溶融した金属。鋳物が冷却・凝固するときに全体が収縮したり、内部にすきまができたりするのを防ぐために行う。
おし‐よ・せる【押(し)寄せる】
[動サ下一][文]おしよ・す[サ下二] 1 激しい勢いで迫る。「群衆が—・せる」「大波が—・せる」 2 押して一方に寄せる。「机を窓際に—・せる」 3 押してその方に近づける。「御簾(みす)のも...
おし‐わ・ける【押(し)分ける】
[動カ下一][文]おしわ・く[カ下二]群がっているものを左右に押しつけるように分け開く。かき分ける。「夏草を—・けて歩く」
へし‐がく【押し角】
⇒おしがく(押し角)