しも‐なげし【下長押】
上下に設けられた長押のうち、下方のもの。⇔上長押(かみなげし)。
しゅ‐おう【手押】
拇印(ぼいん)。つめいん。
じ‐なげし【地長押】
柱の最下部をつないだ長押。地覆(じふく)長押。
じふく‐なげし【地覆長押】
「地長押(じなげし)」に同じ。
てんじょう‐なげし【天井長押】
天井の回り縁のすぐ下に取り付けた長押。
なげし【長押】
日本建築で、柱から柱へと水平に打ち付けた材。もとは柱を連結する構造材であったが、貫(ぬき)が用いられるようになってから装飾化した。取り付ける位置によって、地長押・腰長押・内法(うちのり)長押・蟻...
はん‐なげし【半長押】
普通の長押よりも幅が狭い長押。縁(えん)長押の上に重ねて用いる。
りゃく‐おう【略押】
花押(かおう)の代わりに用いられた簡単な符号。文字も花押も書けない者が代わりに書いた◯や△などの符号。