ねん‐げ【拈華】
花をひねること。
ねんげ‐みしょう【拈華微笑】
仏語。釈迦が霊鷲山(りょうじゅせん)で説法した際、花をひねり大衆に示したところ、だれにもその意味がわからなかったが、ただ摩訶迦葉(まかかしょう)だけが真意を知って微笑したという故事。そこで釈迦は...
ねん‐こ【拈古】
禅宗で、古人の公案を取り上げて、批評すること。拈則。
ねん‐こう【拈香】
1 香をつまんでたくこと。 2 「拈香文」の略。
ねんこう‐ぶん【拈香文】
禅僧が、拈香の後、死者に哀悼の意を表して朗読する文。
ねん‐しゅつ【捻出/拈出】
[名](スル) 1 知恵をしぼって考え出すこと。「新しいアイデアを—する」 2 やりくりして、金銭・時間などをつくること。「旅費を—する」「時間を—して後輩に会う」
ねん・ず【拈ず】
[動サ変]つまむ。ひねる。「一枝の花を—・じ給ひしに」〈太平記・二四〉
ひね‐く・る【捻くる/拈くる】
[動ラ五(四)] 1 指先であちこちひねるようにする。さまざまにいじる。「ハンカチを—・る」 2 あれこれ理屈をつけて言いまわす。表現などに趣向をこらす。いろいろ考える。「—・った表現」 [...
ひね‐く・れる【捻くれる/拈くれる】
[動ラ下一][文]ひねく・る[ラ下二] 1 ねじれまがる。形状がゆがむ。「—・れた幹」 2 性質・考え方などがねじけて素直でなくなる。「—・れたものの言い方」
ひねり【捻り/拈り/撚り】
1 ひねること。ねじること。「腰の—が足りない」 2 趣向をこらすこと。一工夫すること。「—のきいた台詞(せりふ)」 3 「御捻(おひね)り」に同じ。 4 相撲で、腕の力で相手をねじるようにして...