すね‐はたば・る【拗ねはたばる】
[動ラ四]すねて強情を張る。「情け知らぬ親方と—・って、勤め粗末にするやつら」〈浄・傾城酒呑童子〉
すね‐もの【拗ね者】
何事にもすねた態度をとる人。「世の—」
す・ねる【拗ねる】
[動ナ下一][文]す・ぬ[ナ下二] 1 すなおに人に従わないで、不平がましい態度をとる。「すぐ—・ねる子供」「世を—・ねる」 2 わざとよそよそしく振る舞う。「—・ねて気を引く」
ねじ・く【拗く】
[動カ下二]「ねじける」の文語形。
ねじ‐く・れる【捩じくれる/捻じくれる/拗じくれる】
[動ラ下一][文]ねぢく・る[ラ下二] 1 ねじれて曲がる。曲がりくねる。「—・れた松の幹」 2 ひねくれる。「—・れた性格」
ねじけ‐がま・し【拗けがまし】
[形シク]正常ではない。ひねくれているようである。「世にまぎれたるも、—・しきおぼえもなきほどは」〈更級〉
ねじけ・し【拗けし】
[形ク]ねじれゆがんでいる。「其の国王の心極めて—・くて」〈今昔・四・三一〉
ねじけ‐びと【拗け人/佞け人】
心のひねくれた人。素直でない人。また、悪人。ねじけもの。「—らを誅せんとて」〈読・八犬伝・九〉
ねじけ‐もの【拗け者】
「拗け人(びと)」に同じ。
ねじ・ける【拗ける】
[動カ下一][文]ねぢ・く[カ下二] 1 ねじれゆがむ。曲がりくねる。「—・けた木の幹」 2 性質がひねくれる。「心の—・けた人」