せっ‐し【拙子】
[代]一人称の人代名詞。男子が自分をへりくだっていう。拙者。「何とか—も住職いたしながら」〈洒・隣壁夜話〉
せっ‐しゃ【拙者】
[代]一人称の人代名詞。武士が多く用い、本来は自分をへりくだっていう語であるが、尊大な態度で用いることもある。「—は他言致すまいが」〈浄・堀川波鼓〉
せっ‐しゅ【拙守】
スポーツ競技で、まずい守備。⇔好守。
せっ‐せい【拙生】
[代]一人称の人代名詞。男子が自分をへりくだっていう語。多く書簡文に用いる。小生。愚生。
せっ‐せん【拙戦】
へたな戦いやつまらない試合。
せっ‐そう【拙僧】
[代]一人称の人代名詞。僧が自分をへりくだっていう語。愚僧。
せっ‐そう【拙走】
球技で、まずい走り方。
せっ‐そく【拙速】
[名・形動]できはよくないが、仕事が早いこと。また、そのさま。「—に事を運ぶ」⇔巧遅(こうち)。
せっ‐たく【拙宅】
自分の家をへりくだっていう語。拙家(せっか)。「—にもお寄り下さい」
せっ‐ちょ【拙著】
つたない著作。自分の著作をへりくだっていう語。