もち‐りょう【持ち料】
1 自分のために持つもの。また、携帯用のもの。「此度は—の鎧を比べさせられうとの御事でござる」〈虎寛狂・鎧〉 2 生まれつきのもの。「江口の遊女—のちぢれ髪」〈柳多留・二五〉
持(も)って生(う)まれた
生まれつき備わっている。生得(しょうとく)の。「—性分(しょうぶん)」
持(も)って来(き)て
(「…へもってきて」の形で用いられ)ある条件の上にさらにもう一つの条件が加わることを表す。「電車がなくなったところへ—雨が降りだしたのでタクシーがつかまらない」
持(も)ってけ泥棒(どろぼう)
叩き売りなどで、商人が威勢よく客にかける言葉。売り手が損をするほど値段が安いということを強調していうもの。
もって‐こい【持って来い】
[形動]最も適しているさま。打ってつけ。「スポーツには—な季節」
もって‐まわ・る【持って回る】
[動ラ五(四)] 1 持って、あちらこちらに行く。「大きなかばんを一日中—・る」 2 必要以上に遠回しの言い方やしかたをする。「—・った言い方をするな」
もっ◦てる【持ってる】
[連語]《「持っている」の音変化》特別な何かをもっている。ふつう、強運をもっていることにいう。 [補説]2000年代初めごろから、スポーツ選手などが使い始めて広まった。
も・つ【持つ】
[動タ五(四)] 1 手にとる。手の中ににぎる。「重たい荷物を—・つ」「右手にペンを—・つ」 2 身につける。たずさえる。携帯する。「財布を—・たないで出かける」「いつもハンカチを二枚—・ってい...
もつ‐ご【持子】
コイ科の淡水魚。池沼や細流にすみ、全長8センチくらい。体は細長く、口は小さい。背部は黒ずむが、体側から腹部は銀白色。春から夏に水草や石に産卵し、雄が卵を守る。関東以南に分布するが、東北・北海道で...
もて【持て】
[名](スル)《動詞「持てる」の名詞化》俗に、もてること。人に好意をもたれること。「女—するタイプ」→持てる2