ばん【挽】
[人名用漢字] [音]バン(漢) [訓]ひく 1 引っぱる。力を入れて引く。「挽回/推挽」 2 ひつぎの車をひく。死者をとむらう。「挽歌・挽詩」 [補説]「輓」と通用する。
ばん‐か【挽歌/輓歌】
1 葬送のとき、柩(ひつぎ)を載せた車をひく人たちがうたう歌。また、人の死を悼んで作る詩歌。哀悼歌。 2 万葉集で、雑歌(ぞうか)・相聞(そうもん)とともに三大部立ての一。辞世や人の死に関するも...
ばんか【挽歌】
原田康子の長編小説。昭和30年(1955)から昭和31年(1956)にかけて、北海道釧路の同人誌「北海文学」に連載。昭和31年(1956)12月に単行本刊行。ベストセラーとなり、第8回女流文学者...
ばん‐かい【挽回】
[名](スル)失ったものを取り戻して、もとの状態にすること。回復。「勢力を—する」「遅れを—する」「名誉—」
ばんかじょじょう【挽歌抒情】
辻亮一の長編小説。昭和39年(1964)刊行。
ばん‐し【挽詩/輓詩】
死者を悼む詩。哀悼の詩。
ばん‐しゃ【挽車/輓車】
柩(ひつぎ)をのせてひく車。
ひき‐いれ【挽き入れ/引(き)入れ】
轆轤(ろくろ)で木を挽いて、いくつもの入れ子に作った細工物。合子(ごうし)・皿などの類。ひきれ。
ひきいれ‐ごうし【挽き入れ合子】
轆轤(ろくろ)細工で作った入れ子の椀(わん)。ひきれごうし。
ひき‐うす【碾き臼/挽き臼】
上下2個の、平たい円筒状の石臼。上臼の穴から穀物を落とし、回して粉にする。上下の石の接触面に多数の溝があって、そこで穀物が砕かれ、また、外に送り出される。