もぎ‐き【捥ぎ木】
枝をもぎとった木。また、枯れて枝のない木。「よそにては—なりとやさだむらむしたに匂へる梅のはつ花」〈源・竹河〉
もぎ‐たて【捥ぎ立て】
もいだばかりであること。収穫したばかりであること。また、そのもの。「—のトマト」
もぎ‐と・る【捥ぎ取る】
[動ラ五(四)] 1 もいで取る。「枝からリンゴを—・る」 2 無理やり取り上げる。「子供の手からおもちゃを—・る」
もぎり【捥り】
劇場・映画館などの入り口で、入場券の半片をもぎ取ること。また、その係。
もぎ・る【捥る】
[動ラ五(四)]ねじって取る。ちぎりとる。「トマトを—・る」 [可能]もぎれる
もぎ・れる【捥れる】
[動ラ下一]ねじれて取れる。もげる。「鍋(なべ)の取っ手が—・れた」
も・ぐ【捥ぐ】
[動ガ五(四)]無理にねじり取る。ちぎりとる。もぎる。「梨を—・ぐ」 [可能]もげる [動ガ下二]「もげる」の文語形。
も・げる【捥げる】
[動ガ下一][文]も・ぐ[ガ下二]ちぎれて落ちる。とれる。「人形の腕が—・げる」