すて‐かがり【捨て篝】
昔、戦陣で、敵の夜襲をそらすため、味方の陣地から離れた所に、番人をつけずにたいておくかがり火。
すて‐か・く【捨て書く】
[動カ四]筆にまかせて無造作に書く。書き捨てにする。「白き紙に—・い給へるしもぞ、なかなかをかしげなる」〈源・末摘花〉
すて‐かん【捨(て)看】
⇒捨て看板
すて‐かんばん【捨(て)看板】
道路脇の電柱や街路樹などに無断で設置され放置される、違法な看板。捨て看。
すて‐がな【捨(て)仮名】
1 「送り仮名2」に同じ。 2 促音・拗音などを表すのに用いる小さく記された仮名文字。「っ」「ゃ」「ゅ」「ょ」の類。 3 漢字で書かれた語の読み方をはっきりさせるために、その読みの最後の一字を片...
すて‐がね【捨(て)金】
1 効果・返済を期待しないで使う金や貸す金。むだ金。死に金。「多額の交際費も—になる」 2 遊女を身請けするとき、人を雇うときに支度金として前渡しする金。
すて‐がね【捨(て)鐘】
江戸時代、時刻を知らせる鐘をつく前に、注意を引くためにつき鳴らした鐘の音。江戸では3回、京坂では1回。
すて‐ことば【捨(て)言葉/捨て詞】
「捨(す)て台詞(ぜりふ)2」に同じ。「お鉄さん。ちとお出んさいと—で出て行く」〈紅葉・二人女房〉
すて‐ご【捨(て)子/棄て子/棄て児】
父親や母親などが、自分が育てるべき子をこっそり捨てること。また、捨てられた子。
すてご‐いし【捨(て)子石】
⇒漂石(ひょうせき)