すい‐もじ【推文字】
《「推量」「推察」の女性語》おしはかること。すもじ。「これにて御(ご)—さ」〈滑・浮世風呂・三〉
すいりょう‐ぶし【推量節】
明治中期の流行歌。寄席(よせ)から流行した。「アリャ推量推量」という囃子詞(はやしことば)を挟む。
すべから‐く【須く】
[副]《動詞「す」に推量の助動詞「べし」の付いた「すべし」のク語法から。漢文訓読による語》多くは下に「べし」を伴って、ある事をぜひともしなければならないという気持ちを表す。当然。ぜひとも。「学生...
ず‐は
[連語]《打消しの助動詞「ず」の連用形+係助詞「は」》 1 打消しの順接仮定条件を表す。もし…なかったら。「ま梶(かぢ)貫(ぬ)き舟し行か—見れど飽かぬ麻里布の浦に宿りせましを」〈万・三六三〇〉...
ず‐や
[連語]《打消しの助動詞「ず」+係助詞「や」》 1 (推量の語を伴って)打消しの疑問の意を表す。…ないで…だろうか。「飽か—ありけむ、はつかの夜の月出づるまでぞありける」〈土佐〉 2 (文末に用...
ずら
[助動]…だろう。「ちり紙に火がついずら」〈咄・鹿の巻筆・四〉 [補説]推量の助動詞「うず」に推量の助動詞「らむ」の付いた「うずらむ」が「ずらう」となり、さらに音変化したもの。また、完了の助動詞...
せ‐ば
[連語]《過去の助動詞「き」の未然形+接続助詞「ば」》現実に起こらなかったことを仮定的に推量する。もし…たなら。「思ひつつぬればや人の見えつらむ夢と知り—さめざらましを」〈古今・恋二〉 [補説]...
そう◦ず【候ず】
[連語] 《動詞「さう(候)」の未然形+打消しの助動詞「ず」》多く補助動詞として用いられ、…でありません、…ませんの意を表す。→さもそうず「いやいや、これまでは思ひもより—◦ず」〈平家・二〉 ...
そく【測】
[音]ソク(漢) [訓]はかる [学習漢字]5年 1 深さ・長さ・広さなどをはかる。「測候・測深・測地・測定・測量/観測・計測・実測・目測」 2 おしはかる。推量する。「憶測・推測・不測・予測」...
ただ‐し【但し】
《副詞「ただ」に副助詞「し」が付いたものから》 [接] 1 前述の事柄に対して、その条件や例外などを示す。しかし。「入場自由。—、子供はお断り」 2 前述の事柄に対する推量や疑問を導く。ひょっ...