いしょはいたつにん【遺書配達人】
有馬頼義の小説。雑誌「週刊文春」の創刊号から掲載された連作小説。昭和35年(1960)刊行。太平洋戦争中、病気のため上海で入院し、部隊を離れて生き残った兵士が、戦後帰国した日本で戦友たちから預か...
いぬとふえ【犬と笛】
芥川竜之介による童話。大正8年(1919)、雑誌「赤い鳥」に掲載。笛の上手な木こりの青年が、神に与えられた不思議な力を持つ3匹の犬とともに囚われの姫君を救い出す冒険物語。
いやいやえん
中川李枝子による短編の童話。昭和34年(1959)、いぬいとみこ主宰の同人誌「いたどり」に掲載。反抗期の保育園児しげるを主人公に、子供たちの姿を活き活きと描く。本作に加筆し、他の作品を加えた同名...
いり‐こうこく【入(り)広告】
新聞・雑誌・テレビ・ラジオ・ウェブサイトなどの発行元・運営元が、自社の媒体に他社の商品などの広告を掲載・放映すること。また、その広告。入り広。→出し広告 →自社広告
イリュミナシオン【(フランス)Les Illuminations】
ランボーによる詩の作品群。1872年から1874年ごろにかけて書かれた散文詩・自由詩からなる。1875年にベルレーヌに託された原稿群で、1886年ベルレーヌの序文つきで雑誌に掲載されたものが初出。
いんえいらいさん【陰翳礼讃】
谷崎潤一郎の随筆。「経済往来」誌の昭和8年(1933)12月号と翌昭和9年(1934)1月号に掲載。薄暗い明かりに象徴される日本の伝統美を論じる。
いんさつひょうじゅん‐じたい【印刷標準字体】
国語審議会が作成した「表外漢字字体表」(平成12年(2000)答申)に掲載されている1022字の表外字の字体。 [補説]同表は、印刷物などでの字体選択のよりどころとなるよう作成されたもので、手書...
いんばいふ【淫売婦】
葉山嘉樹の短編小説、および同作を表題作とする作品集。作品は大正14年(1925)、雑誌「文芸戦線」に掲載。作品集は大正15年(1926)刊行で、ほかに「セメント樽の中の手紙」「牢獄の半日」などの...
インパクト‐ファクター【impact factor】
学術雑誌の重要性または影響度を定量化した指標の一。主に自然科学、社会科学分野の学術雑誌について、掲載論文の年間の被引用回数から求められる。IF。 [補説]ある年のインパクトファクターIは、前年の...
インプレッション【impression】
1 印象。感銘。「強い—を与える」「ファースト—」 2 広告が掲載された印刷物などが人々の目に触れること。リーチ。 3 ウェブページに表示される広告の掲載回数または露出回数。一つの広告枠に何種類...