しんとうじょ【新唐書】
中国の二十四史の一。宋の欧陽脩(おうようしゅう)・宗祁(そうき)らの撰。1060年成立。宋の仁宗の命により、「旧唐書(くとうじょ)」を改訂・増補したもの。本紀10、志50、表15、列伝150巻の...
しんようわかしゅう【新葉和歌集】
南北朝時代の準勅撰和歌集。20巻。宗良(むねなが)親王撰。弘和元=永徳元年(1381)成立。歌数約1420首。元弘(1331〜1334)以来の南朝方の撰歌集。逆境にあって、悲憤の感慨を詠んだ歌が多い。
じが【爾雅】
中国の字書。3巻、19編。撰者未詳。周代から漢代の諸経書の伝注を採録したものといわれる。東晋の郭璞(かくはく)の注がある。十三経の一。
じぶつきげん【事物紀原】
中国の類書。原本は20巻217事、現行本は10巻1765事。宋の高丞撰。成立年未詳。事物を天文・地理・生物・風俗など55部門に分類し、名称や縁起の由来を古書に求めて記したもの。事物紀原集類。
じゅうさんだい‐しゅう【十三代集】
二十一代集のうち、初めの八代集を除いた勅撰和歌集。鎌倉・室町時代にできた、新勅撰・続(しょく)後撰・続古今・続拾遺・新後撰・玉葉・続千載・続後拾遺・風雅・新千載・新拾遺・新後拾遺・新続古今の13集。
じゅうだい‐しゅう【十代集】
八代集に、鎌倉時代の2集(新勅撰和歌集・続(しょく)後撰和歌集)を加えた10の勅撰和歌集。
じゅうはっしりゃく【十八史略】
中国の歴史読本。元の曽先之(そうせんし)撰。史記から新五代史までの17正史に宋史を加えた18史を取捨選択して編纂した入門書。日本には室町中期に伝来。
じゅうろっこくしゅんじゅう【十六国春秋】
中国の史書。北魏の崔鴻撰。五胡十六国の歴史を記したもの。散逸し、現行の100巻本は明代の屠喬孫(ときょうそん)と項琳(こうりん)との偽作とされる。
じゆうみんけん‐うんどう【自由民権運動】
明治前期、藩閥政治に反対して国民の自由と権利を要求した政治運動。明治7年(1874)の板垣退助らによる民撰議院設立建白書の提出に始まり、国会の開設を要求する運動として全国的に広がった。のち、自由...
じょうがんせいよう【貞観政要】
中国、唐の太宗と家臣たちとの政治上の議論を集大成し、分類した書。10巻。唐の呉兢(ごきょう)撰。720年以降成立。治道の規範書として歴代皇帝の必読書とされ、日本でも広く読まれた。