せいしき【西使記】
中国の地理書。1巻。元の劉郁撰。1263年成立。1259年西域に派遣された常徳の軍に加わったときの紀行文。
せいせいこかん【西清古鑑】
中国の図録。40巻。付銭録16巻。清の梁詩正らが奉勅撰。1749年に成立。宋の「博古図」にならい、宮廷所蔵の古銅器・銭貨などを図示し、考証を加えたもの。
せい‐せん【精銭】
撰(え)り銭(ぜに)によって選びとられた良質の銭貨。
せいみんようじゅつ【斉民要術】
中国の農業書。10巻。北魏の賈思勰(かしきょう)撰。現存する完本としては中国農業書中で最古。それまでの農業書を集大成したもので、各種作物の栽培法、家畜の飼育法などを体系的に記述。
せいゆうろく【西遊録】
中国の地理書。1巻。元の耶律楚材(やりつそざい)撰。チンギス=ハンの西征に従って見聞した中央・西アジア諸地方の地理・風俗を記録。
せいりたいぜん【性理大全】
中国の儒学書。70巻。明の永楽帝の勅により、胡広らが撰。1415年成立。宋・元の性理学者120人余の学説を集め、類別して注を加えたもの。
せき‐じ【関路】
関所に通じる道。「今はとて立ち帰りゆくふるさとの不破の—に都忘るな」〈後撰・離別〉
せび【蝉】
「せみ」に同じ。〈新撰字鏡〉
せん【撰】
[人名用漢字] [音]セン(呉)(漢) [訓]えらぶ 1 詩や文章を作る。書物を著す。「撰述」 2 詩文を選び編集する。「撰集/官撰・私撰・自撰・勅撰」 3 多くの中からよりすぐる。「新撰・精撰...
せんざいわかしゅう【千載和歌集】
平安末期の勅撰和歌集。八代集の第七。20巻。寿永2年(1183)後白河院の院宣により、藤原俊成が撰。永延元年(987)以後の歌を選び、文治4年(1188)成立か。歌数1280余首。代表歌人は源俊...