だいしんいっとうよず【大清一統輿図】
中国、清代の地理書。全31巻。清の版図を中心にアジアの全域にわたる地図で、胡林翼の撰により1863年刊行。皇朝中外一統輿図。
だいたいれい【大戴礼】
中国の経書。85編。そのうち39編が現存。前漢の戴徳撰。漢代以前の諸儒学者の礼説を集成したもの。大戴記。だたいれい。→礼記(らいき)
だいみんいっとうし【大明一統志】
中国、明代の地理書。全90巻。英宗の勅命によって李賢らが撰。1461年成立。明の版図を京師・南京・中都・興都の4門に分けてその地理などを詳細に記したもの。明一統志。
だいみんかいてん【大明会典】
中国、明代の総合行政法典。全180巻。孝宗の勅命によって徐溥(じょふ)らの撰。楊廷和らの修訂により1509年刊行。これを正徳会典といい、張居正らが増修し、1587年に成った全228巻のものは万暦...
だいりしき【内裏式】
平安前期の有職故実書。3巻。嵯峨天皇の勅命により、藤原冬嗣らが撰。弘仁12年(821)成立。天長10年(833)清原夏野らが改訂。宮中の年中行事の方式などを定めたもの。
ちくりんしょう【竹林抄】
室町中期の連歌撰集。10巻。宗祇撰。文明8年(1476)成立。中国の竹林の七賢になぞらえて、宗祇が連歌の名匠として選んだ、宗砌(そうぜい)・賢盛(宗伊)・心敬・行助・専順・智蘊(ちうん)・能阿の...
ちょく【勅〔敕〕】
[常用漢字] [音]チョク(漢) [訓]みことのり 1 天子の言葉や命令。みことのり。「勅語/違勅・詔勅・神勅・奉勅・密勅」 2 天子に関する物事に添える語。「勅許・勅裁・勅使・勅撰(ちょくせん...
ちょく‐せん【勅撰】
1 天皇・上皇の命によって、詩文を選び、書物を編纂(へんさん)すること。⇔私撰。 2 天皇・上皇がみずから詩文を選び、書物を編纂すること。
ちょくせんさくしゃぶるい【勅撰作者部類】
南北朝時代の歌書。16巻、増補2巻。元盛著、光文補。延元2=建武4年(1337)成立、正平17=康安2年(1362)増補。勅撰二十一代集のうち、古今集から新千載集までの歌人を分類し、各人の世系・...
ちょくせん‐しゅう【勅撰集】
勅命または院宣によって撰者が作品を選び編集した和歌集・漢詩文集。特に、勅撰和歌集をいう。⇔私撰集。