にっしんしんじし【日新真事誌】
明治5年(1872)英国人ブラックが東京で創刊した邦字新聞。民撰議院設立建白書を掲載したことで有名。同8年廃刊。
にっちゅうぎょうじ【日中行事】
宮中の一日の行事や儀式に関する知識を記したもの。後醍醐天皇の撰。→日中行事略解
にほんこくげんざいしょもくろく【日本国見在書目録】
平安前期の漢籍目録。1巻。藤原佐世(すけよ)撰。寛平3年(891)ごろの成立か。当時日本にあった漢籍1万6790巻を部門別に分類し、書名・巻数・著者名などを記したもの。
にほんしょき【日本書紀】
奈良時代の歴史書。最初の勅撰正史。六国史(りっこくし)の第一。30巻。舎人(とねり)親王らの編。養老4年(720)成立。資料として、帝紀・旧辞のほか寺院の縁起、諸家の記録、中国・朝鮮の史料などを...
にわかまどしゅう【庭竈集】
江戸中期の俳諧撰集。越智越人編。享保13年(1728)刊。
ね‐ごめ【根込め】
根のついたままであること。根ぐるみ。根ごと。「垣ごしに散りくる花を見るよりは—に風の吹きもこさなむ」〈後撰・春下〉
ね‐な・く【音泣く/音鳴く】
[動カ四]声を立てて泣く。また、禽獣などが声をあげて鳴く。「はるかなる声ばかりしてきりぎりす—・くに秋の夜を明かしつる」〈続後撰・秋中〉
の‐が・う【野飼ふ】
[動ハ四]牛馬などを放し飼いにする。「みちのくの小淵の駒の—・ふにはあれこそまされなつくものかは」〈後撰・雑四〉
のとう・ぶ【宣ぶ/曰ぶ】
[動バ四]《動詞「の(宣)る」に「とう(賜)ぶ」の付いた「のりとうぶ」の音変化。一説に、「のたまう」「のたぶ」の音変化とも》 1 「言う」の尊敬語。「のたまう」に比べ、敬意は低い。おっしゃる。「...
のなか‐の‐しみず【野中の清水】
1 野中にわき出る清水。特に、播磨(はりま)国印南野(いなみの)にあったという清水。冷たくてよい水であったが、のちにぬるくなってしまったという。[歌枕]「いにしへの—ぬるけれどもとの心をしる人ぞ...