ルベーグ‐せきぶん【ルベーグ積分】
通常の積分での面積や体積の代わりに、ルベーグ測度とよぶ面積や体積を拡張した概念を用いて定義した積分。通常の積分よりも適用範囲が広い。フランスの数学者ルベーグ(H.Lebesgue)が創始。
れい‐ぎょうれつ【零行列】
数学で、行列の各要素がすべて0のもの。ふつう、Oと書く。行列Aについて、AO=Oを満たす。ゼロぎょうれつ。
れつ【列】
[名] 1 順に長く並ぶこと。連なること。また、そのもの。ならび。行列。「—になる」「—を作る」「—を離れる」 2 仲間。「大臣の—に連なる」「大国の—にはいる」 3 数学で、行列または行列式...
れん‐ぞく【連続】
[名](スル) 1 切れ目なく続くこと。また、続けること。「不祥事が—する」「三日—」 2 数学で、関数f(x)で定義域内の点aにxが近づくときの極限値が存在し、f(a)に等しいとき、f(x)は...
ロジスティック‐ほうていしき【ロジスティック方程式】
人口増加や生物の増殖過程を模式的に表した微分方程式。個体数の増加率が個体数に比例し、環境収容力を上限として増加率が減少する、時間を変数とする微分方程式となる。その解としてロジスティック曲線が得ら...
ろんり‐がく【論理学】
正しい思考過程を経て真の認識に達するために、思考の法則・形式を明らかにする学問。伝統的なものはアリストテレスによって体系化され、スコラ学に受け継がれた形式論理学。現代においては記号と数学的演算を...
ワイ【Y/y】
1 英語のアルファベットの第25字。 2 〈Y〉《yen》日本の貨幣単位。円。記号は¥。 3 〈Y〉《yttrium》イットリウムの元素記号。 4 〈y〉数学で、xに次ぐ第2の未知数や、変数・座...
わかんごううん【和漢合運】
江戸時代の数学者、吉田光由の著作「和漢編年合運図」の通称。正保2年(1645)刊行。
わ‐さん【和算】
古く中国から伝わり、江戸時代に関孝和(せきたかかず)らにより独自に発展した日本古来の数学。方程式論や行列式に相当する点竄(てんざん)術、円周率や円の面積を扱う円理など。明治維新のころまで隆盛。新...
わさん‐か【和算家】
日本古来の数学である和算の専門家。江戸時代から明治維新にかけて活躍した関孝和、建部賢弘、安島直円、会田安明らが知られる。