しき‐だたみ【敷(き)畳】
座敷に敷く畳。たたみ。
しき‐ち【敷地】
建物や道路・河川などに使う一定区域の土地。「施設の—」「—面積」
しきつ‐の‐うら【敷津の浦】
古代の難波(なにわ)から住吉にかけての海岸。現在、大阪市浪速(なにわ)区に敷津の町名が残る。[歌枕]「住吉の—のなのりその名は告(の)りてしを逢はなくも怪し」〈万・三〇七六〉
しき‐つ・める【敷(き)詰める】
[動マ下一][文]しきつ・む[マ下二] 1 すきまのないように敷く。「玉砂利を—・めた道」 2 敷いて、押さえつける。「下なる敵の左右の手を膝にて—・め」〈古活字本保元・中〉
しきて【敷手】
雅楽。高麗楽(こまがく)。高麗壱越(いちこつ)調の中曲。舞は四人舞。渤海(ぼっかい)の貢ぎ船を歓迎して作ったという。番舞(つがいまい)は裹頭楽(かとうらく)。重来舞(しきまい)。
しき‐な・ぶ【敷き並ぶ】
[動バ下二]広く統治する。一面に従える。「そらみつ大和の国はおしなべてわれこそ居れ—・べてわれこそいませ」〈万・一〉
しき‐ね【敷き寝/蓐】
下に敷いて寝ること。また、その敷いた物。「宝船(=ノ絵)を—にして」〈浮・永代蔵・四〉
しきね‐の‐ふね【敷(き)寝の船】
七福神と宝物をのせた船の絵。元日または2日の夜、枕の下に敷いて寝ると、よい初夢を見るとされた。宝船。
しき‐のし【敷き伸し】
1 浴衣や麻のひとえなどの仕上げ方。湿りを与えて畳み、おもしをしてしわを伸ばすこと。 2 「寝押し」に同じ。
しき‐はだ【敷膚】
馬具の一。下鞍(したぐら)の3枚重ねのうち、最も下のもの。