かかん【花冠】
呉茂一によるギリシャ叙情詩の訳詩集。昭和22年(1947)みすず書房より刊行。昭和48年(1973)、紀伊国屋書店から刊行された版により、同年、第10回日本翻訳文化賞を受賞。
かがく‐いさん【化学遺産】
日本化学会が、国内の化学・化学技術史上、重要な文化遺産を認定する事業の一。これまで、宇田川榕庵が描いたとされる実験器具の絵、題名に「化学」の語がある日本初の書物、鈴木梅太郎が抽出に成功したオリザ...
かきのしま‐いせき【垣ノ島遺跡】
北海道函館市にある縄文時代早期の遺跡。長さ190メートルに及ぶ大規模な盛り土遺構のほか、漁網用の石錘(せきすい)(石製のおもり)が多く出土している。令和3年(2021)「北海道・北東北の縄文遺跡...
かくされたじゅうじか【隠された十字架】
梅原猛の著作。副題「法隆寺論」。昭和47年(1972)刊。法隆寺は聖徳太子の怨霊を鎮める目的で建立されたと論じる。毎日出版文化賞受賞。
かくしん‐はん【確信犯】
1 道徳的、宗教的または政治的信念に基づき、本人が悪いことでないと確信してなされる犯罪。思想犯・政治犯・国事犯など。 2 《1から転じて》悪いことだとわかっていながら行われた犯罪や行為。また、そ...
かくれ‐キリシタン【隠れキリシタン】
明治以降、潜伏キリシタンの信仰形態を継続した者。江戸幕府の禁教令が解かれた後もカトリックに復帰せず、潜伏期に独自に発達した文化を維持する人々をさす。また広く、潜伏キリシタンを含めていうこともある...
かこくふうみ【華国風味】
中国文学者、青木正児による随筆集。中国の食文化をテーマとする。昭和24年(1949)刊行。
かこ‐さとし【加古里子】
[1926〜2018]絵本作家・児童文学者。福井の生まれ。本名、中島哲(さとし)。朗らかでユーモラスな絵柄の作品で知られる。楽しみながら科学に親しめる絵本や、日本の伝統文化を紹介する絵本なども数...
カサ‐バトリョ【Casa Batlló】
スペイン北東部の都市バルセロナの中心部、アシャンプラ地区にある住宅。建築家アントニオ=ガウディが実業家ジュゼップ=バトリョの依頼により、1904年から1906年にかけて増改築を行った。曲線や曲面...
カサ‐ビセンス【Casa Vicens】
スペイン北東部の都市バルセロナのグラシア地区にある住宅。建築家アントニオ=ガウディが実業家マヌエル=ビセンスの依頼により設計。1883年から1885年にかけて建造された。ガウディの初期の作品で、...