あかいまゆ【赤い繭】
安部公房の短編小説。昭和25年(1950)、雑誌「人間」に発表。昭和26年(1951)、第2回戦後文学賞受賞。
あかいまんげつ【赤い満月】
大庭みな子の短編小説。平成7年(1995)刊行の短編集「もってのほか」に収録。平成8年(1996)、第23回川端康成文学賞受賞。
あかげのぽち【赤毛のポチ】
山中恒の児童文学作品。北海道の炭坑町を舞台に、労働者家庭の少女の日常を描いた作品。同人誌「小さい仲間」に連載され、昭和31年(1956)、日本児童文学者協会新人賞を受賞。単行本は昭和35年(19...
あかね【アカネ】
根岸短歌会の機関誌。明治41年(1908)に「馬酔木(あしび)」が終刊したのち、三井甲之の編集により創刊。短歌のほか小説、西洋文学や批評なども掲載する総合文芸雑誌となるが、伊藤左千夫らが離反して...
あかねちゃんのなみだのうみ【アカネちゃんのなみだの海】
松谷みよ子による児童文学作品。平成4年(1992)刊行。「モモちゃん」シリーズの長編最終作(第6作)。第30回野間児童文学賞受賞。挿絵の伊勢英子は本作により第7回赤い鳥さし絵賞を受賞。
あかもん‐は【赤門派】
雑誌「帝国文学」で活躍した東京大学出身の作家・詩人の一派。高山樗牛(たかやまちょぎゅう)・大町桂月(おおまちけいげつ)ら。
あき【秋】
1 四季の第三。夏と冬の間で、日本では9・10・11月をいう。暦の上では立秋から立冬の前日まで(陰暦の7月から9月まで)をいい、天文学では、秋分から冬至まで。昼が短く、夜が長くなる。この季節は涼...
あき【秋】
芥川竜之介の短編小説。大正9年(1920)4月、雑誌「中央公論」に発表。ある姉妹と幼馴染の従兄の三角関係を描いた心理小説。 永井竜男の短編小説。昭和49年(1974)、「新潮」誌に発表。翌昭...
あきこまんだら【晶子曼陀羅】
佐藤春夫の長編小説。昭和29年(1954)3月から6月にかけて「毎日新聞」に連載。同年9月刊行。与謝野晶子の伝記小説。同年、第6回読売文学賞小説賞受賞。
あくたがわ‐しょう【芥川賞】
芥川竜之介を記念し、昭和10年(1935)菊池寛の提唱により、直木賞とともに創設された文学賞。毎年2回、主に無名・新進作家の小説に授賞。第1回の受賞者は石川達三。昭和20年(1945)中絶、昭和...