あたみさつじんじけん【熱海殺人事件】
つかこうへいの戯曲。昭和48年(1973)文学座が初演。翌年、第18回「新劇」岸田戯曲賞(後の岸田国士戯曲賞)受賞。三流の殺人犯を、刑事木村伝兵衛が一流の殺人犯に仕立て上げていく過程を描いた不条...
新(あたら)しい女(おんな)
明治44年(1911)から大正5年(1916)にかけて、雑誌「青鞜(せいとう)」を出した女流文学者のグループ(平塚らいてう・伊藤野枝ら)が中心となって主張した、近代的自我に目覚めた進歩的女性のこ...
あてなのないてがみ【あて名のない手紙】
児童文学作家、宮川ひろによるエッセー集。平成19年(2007)刊。戦争中の教師生活や自身の子育て、若い読者への想いなどを綴る。
アテルイ
《ATERUI》国立天文台が運用する、天文学専用のスーパーコンピューター。米国のクレイ社によるスカラー型スーパーコンピューターであり、平成25年(2013)に運用開始。翌年のアップグレードでピー...
アテルイ‐ツー【アテルイⅡ】
《ATERUI Ⅱ》国立天文台が運用する、天文学専用のスーパーコンピューター。アテルイの後継として開発。米国のクレイ社によるスカラー型スーパーコンピューターであり、ピーク性能はアテルイ導入時の約...
アニマルロジック【アニマル・ロジック】
山田詠美の長編小説。平成8年(1996)刊。第24回泉鏡花文学賞受賞。
あのひこのひ【あの日この日】
尾崎一雄の私小説。著者が人生の師と仰ぐ志賀直哉や、同世代の作家達との交流を描いた文学回想録。昭和50年(1975)刊。同年、第28回野間文芸賞受賞。
あのよからのひ【あの世からの火】
松谷みよ子による児童文学作品。第二次大戦後の朝鮮半島からの引き揚げを主題とする。「直樹とゆう子の物語」シリーズの最終作(第5作)。平成5年(1993)刊。翌平成6年(1994)、小学館文学賞(現...
あばれはっちゃく
山中恒による児童文学作品のシリーズ名。昭和45年(1970)から昭和47年(1972)にかけて「よみうり少年少女新聞」で連載。単行本は昭和52年(1977)刊行。テレビドラマ化され、人気を博した。
アプレ‐ゲール【(フランス)après-guerre】
《戦後の意》 1 第一次大戦後、フランスなどに興った芸術上の新傾向。日本では第二次大戦後、新文学の創造を試みた野間宏・中村真一郎などが代表。→戦後派文学 2 戦後派。特に第二次大戦後、従来の思想...