エジプトはナイルの賜(たまもの)
ナイル川が運ぶ肥沃な土のおかげで、エジプトの壮大な文明・国家が築かれたの意。ギリシャの歴史家ヘロドトスの言葉。
エジプト‐ぶんめい【エジプト文明】
前5000年ごろからナイル川下流域に発達した古代文明。ナイル川の定期的な洪水により地味が肥え、豊かな農耕文化が栄えた。前3000年ごろに成立した統一国家のもとで、ピラミッドや神殿が建設され、象形...
エズナ【Edzná】
メキシコ東部、カンペチェ州にあるマヤ文明の遺跡。ユカタン半島西部、州都カンペチェの南東約40キロメートルに位置する。マヤ古典期後期の遺跡で、5層の神殿やプウク様式と呼ばれる複雑なモザイク装飾が見...
エル‐プエンテ【El Puente】
中央アメリカ、ホンジュラス西部にあるマヤ文明の遺跡。コパン遺跡の北東約50キロメートル、グアテマラとの国境近くに位置する。1930年代に発見。1980年代に日本の援助により発掘調査が進められ、考...
エル‐ミラドール【El Mirador】
グアテマラ北部、ペテン県北部にあるマヤ文明の遺跡。フローレスの北約100キロメートル、メキシコとの国境に位置する。先古典期後期に栄えた大規模な都市遺跡で、階段状のピラミッドが多く点在する。マヤの...
エル‐レイ【El Rey】
メキシコ東部、キンタナロー州にあるマヤ文明の遺跡。カンクン南東郊、カリブ海と潟湖(せきこ)に挟まれた砂州上に位置する。13世紀から15世紀にかけて交易の拠点として栄えた。南北に細長く、神殿や祭壇...
えんとく‐ばん【延徳版】
延徳4年(1492)薩摩で出版された「大学章句」の再刊本。日本最初の漢籍新注として有名。文明13年(1481)刊行の原刻本は現存しない。
エーゲ‐ぶんめい【エーゲ文明】
《Aegean civilization》前30〜前12世紀ころ、エーゲ海で栄えた青銅器文明。はじめ、非アーリア系地中海人によるクレタ文明を中心に展開し、のち、アーリア系民族によるミケーネ文明が...
お‐あいだ【御間】
1 不用になること。おろそかにされること。「陸汽車(おかじょうき)とやらが彼是(あちこち)に落成(でき)たが…人車(じんりき)も馬車も—だが、一体ありゃ何の利益(ため)かね」〈松田敏足・文明田舎...
おう‐しゃ【往者】
1 行く人。⇔来者。「—の便利は来者の不便なり」〈福沢・文明論之概略〉 2 《「者」は漢文の助辞》過ぎ去ったこと。また、その時。既往(きおう)。⇔来者。