げき‐りょ【逆旅】
《「逆」は迎えるの意。「ぎゃくりょ」とも》 1 旅客を迎える所。宿屋。旅館。 2 旅をすること。旅。「—にして友なき哀れには、なにとなく心細き空に思ひしられて」〈海道記〉
こう‐りょ【行旅】
旅をすること。また、その人。「—の情」「むかし—を脅(おびやか)ししこの城の遠祖(とおつおや)も」〈鴎外・文づかひ〉
しで‐の‐たび【死出の旅】
死出の山へ行くこと。冥途(めいど)へ行くこと。死ぬこと。
し‐りょ【師旅】
《古代中国の軍制で、500人を旅、5旅を師としたところから》軍隊。また、戦争。
せい‐りょ【征旅】
1 《「旅」は軍隊の意》討伐に向かう軍隊。遠征軍。 2 いくさのたび。
たび【旅】
1 住んでいる所を離れて、よその土地を訪ねること。旅行。「かわいい子には—をさせよ」「日々—にして—を栖(すみか)とす」〈奥の細道〉 2 自宅を離れて臨時に他所にいること。「あるやうありて、しば...
ちゅうう‐の‐たび【中有の旅】
人の死後49日の間、霊魂が中有に迷っていること。冥途(めいど)の旅。「黄泉—の空にただ一所こそおもむき給ひけめ」〈平家・六〉
なが‐たび【長旅】
長途の旅。長期間にわたる旅行。
はつ‐たび【初旅】
1 はじめて旅をすること。「海外への—」 2 新年になってはじめて旅をすること。また、その旅。《季 新年》
ひとり‐たび【一人旅/独り旅】
道連れなしに旅をすること。また、その旅。