いく‐か【幾日】
1 いくにち。「あれは—掛かったら抜けるだろう」〈漱石・二百十日〉 2 かなりの日数。また、多くの日数。「相見ては—も経ぬをここだくも狂ひに狂ひ思ほゆるかも」〈万・七五一〉
いく‐にち【幾日】
1 どれほどの日数。何日。「完成まで—かかるかわからない」 2 いつの日。何日。「注文した品は—にできるか」 3 (「いくにちか」の形で)若干の日数。「あれから—かたった」 4 (「いくにちも」...
いく‐ひ【生日】
吉日。よき日。「仏生会、—の日なか」〈泣菫・隠り沼〉
いくひ‐の‐たるひ【生日の足日】
物事が生き生きとして栄え、満ち足りた日。神事・儀式の日を祝っていう。吉日。「八十日日(やそかび)はあれども、今日の—に」〈祝詞・出雲国造神賀詞〉
い‐じつ【畏日】
《「春秋左伝」文公七年注から》夏の日。夏の炎天の日。⇔愛日。
い‐じつ【異日】
過去または将来の、ある日。他日。「孰(たれ)か知らん—の治兵衛はこの俊雄」〈緑雨・かくれんぼ〉
いち‐しちにち【一七日】
1 人の死後7日目にあたる日。また、その日に死者を供養する法要。ひとなのか。いっしちにち。初七日(しょなのか)。 2 7日間。「—の願がけ」
いっ‐しちにち【一七日】
⇒いちしちにち(一七日)
いち‐じつ【一日】
1 月の第1日。ついたち。「七月—」 2 一つの日数。いちにち。「彼は—も早く父に逢って話をしたかった」〈漱石・それから〉 3 ある日。いちにち。「秋の—、古都を歩く」
いち‐にち【一日】
1 午前零時から午後12時までの24時間。一昼夜。また、ある時刻から24時間後までの場合にもいう。いちじつ。 2 朝から日暮れまで。ひとひ。終日。「充実した—を送る」 3 月の第1日。ついたち。...