つつ‐お【筒落】
「筒落米(つつおごめ)」の略。「旦那の身上(しんしゃう)で一年に千両、二千両は—でもあること」〈浄・淀鯉〉
手(て)が付(つ)・く
1 新しいものの一部を使ったり、消費したりする。「料理はほとんど—・かないまま残った」 2 目下の女性などと、肉体関係をもつようになる。「旦那の—・く」
て‐づめ【手詰め】
1 相手に猶予を与えずきびしく詰め寄ること。「旦那と奥様と口を揃えて—の談判」〈木下尚江・良人の自白〉 2 「手詰まり2」に同じ。
ところに
[接]《接続助詞「ところに」から》 1 ちょうどその時に。そこで。「国をかけ落ちしましてござんす。—源五兵衛にめぐりあひましてござんす」〈伎・幼稚子敵討〉 2 ところが。しかるに。「拙者儀は旦那...
な‐だい【名代】
[名・形動] 1 名前を知られていること。評判の高いこと。また、そのさま。「—の色事師」「竜閑橋(りゅうかんばし)や、—な橋だがね」〈漱石・草枕〉 2 名目として掲げる名前。名義。名目(めいもく...
にや‐こ・い
[形]《近世語》女にあまい。また、にやけている。「下地が—・い旦那様」〈浄・阿波鳴渡〉
はす‐は【蓮葉】
[名・形動]《「はすば」とも》 1 ハスの葉。 2 女性の態度や言葉が下品で軽はずみなこと。また、そのさま。はすっぱ。「—な声をたてて笑う」 3 「蓮葉女」の略。「此家の小間使にてお種という—な...
はるつげどり【春告鳥】
人情本。為永春水作、歌川国直画。天保7〜8年(1836〜1837)刊。商家の次男の若旦那、鳥雅と、女たちとの恋愛模様を描く。5編15巻のうち、前半の2編第5巻までが春水の単独作。
ひとくち‐もの【一口物】
一口に食べられる程度の食物。つまみ。「旦那のお好きな—を」〈人・娘節用・後〉
ひと‐づかい【人使い】
1 人を使うこと。また、その使い方。「—が荒い」 2 使いの者。使者。「—がなくば旦那寺へは身が行かう」〈浄・盛衰記〉