くも‐すき【雲透き】
暗所で物を透かして見ること。薄明かりの中で物を見ること。また、薄明かり。「—に見奉りけるに、物具、事柄尋常なり」〈平治・中〉
けい‐せつ【蛍雪】
苦労して勉学に励むこと。苦学。蛍の光窓の雪。蛍窓(けいそう)。 [補説]晋の車胤(しゃいん)が蛍を集めてその光で書物を読み、孫康が雪の明かりで書物を読んだという故事から。
げつ‐めい【月明】
月の明るいこと。明るい月の光り。月明かり。《季 秋》
こう‐とう【紅灯】
1 赤い灯火。また、赤い紙を張った丸い小さな提灯(ちょうちん)。 2 色町(いろまち)のともし火。歓楽街の華やかな明かり。
こし‐ぢょうちん【腰提灯】
柄を長くして腰にさして提げる提灯。腰明かり。
さし‐だし【差(し)出し】
1 差し出すこと。 2 母屋(もや)からさしかけに張り出した下屋(げや)。 3 芝居の舞台、特に花道で、役者の顔をよく見せるため、柄のついた燭台(しょくだい)を二人の後見が前後から差し出すもの。...
さし‐む・ける【差(し)向ける】
[動カ下一][文]さしむ・く[カ下二] 1 その方向へ向ける。「明かりを—・ける」 2 指定した場所などへ向かわせる。派遣する。「救援隊を—・ける」「車を—・ける」
さ‐ま【狭間】
1 城壁・櫓(やぐら)・軍船のへさきなどに設け、内から外をうかがったり矢・鉄砲などを用いたりするための小窓。石狭間・矢狭間・鉄砲狭間・大砲狭間・隠し狭間などがある。 2 すきま。せまいあいだ。「...
し‐そう【紙窓】
紙を張った窓。明かり障子のはまった窓。「古き備後畳は処々に破損を生じ、—風に吟じて」〈鉄腸・雪中梅〉
しゅ‐しょく【手燭】
手に持つ明かり。てしょく。