かい‐そく【快速】
[名・形動] 1 気持ちがよいほど速いこと。また、そのさま。「英国兵が実戦準備の—なことにもひどく驚かされた」〈藤村・夜明け前〉 2 「快速電車」の略。「通勤—」
か・う【交う】
[動ワ五(ハ四)](動詞の連用形に付いて)互いに…する、…して擦れ違う、の意を表す。「呼び—・う」「行き—・う」
[動ハ下二]入れ違いにする。さしかわす。「天の川夜舟を漕ぎて明けぬとも逢はむ...
かえり‐わた・る【帰り渡る】
[動ラ四]帰って行く。また、帰って来る。「夜明け果てぬれば、御かたがた—・り給ひぬ」〈源・初音〉
かえる‐あした【帰る朝】
[連語]男が女に会って一夜を過ごしたのちに別れる翌朝。きぬぎぬ。「明けぬとて待つ宵よりも七夕は—やわびしかるらむ」〈宇津保・藤原の君〉
かき‐おこ・す【書き遣す】
[動サ下二]手紙を書いてよこす。「明け暮れは、御文をひまなく—・せ給へど」〈夜の寝覚・一〉
かぎろい【陽炎】
1 かげろう。「—のもゆる荒野に白たへの天領巾(あまひれ)隠り」〈万・二一〇〉 2 夜明け方の光。「東(ひむがし)の野に—の立つ見えてかへり見すれば月かたぶきぬ」〈万・四八〉
かく‐せい【廓清】
[名](スル) 1 悪いものをすっかり取り除くこと。「宗教—の一新時代はそこから開けて来た」〈藤村・夜明け前〉 2 (「郭清」と書く)癌(がん)の手術で、転移が起こる可能性が高い領域に含まれるリ...
かごめ‐かごめ
《「かごめ」は「囲む」の命令形「囲め」からか》しゃがんで両手で目を隠した一人を、籠の中の鳥に見立て、他の者たちは手をつなぎ輪を作って、歌いながら回り、歌が終わって止まったときに、中の者にその真後...
かせん【歌仙】
狂言。和泉(いずみ)流。絵馬に描かれた六歌仙が絵から抜け出して月見の宴を開き、小町をめぐって遍昭(へんじょう)と人丸らとが争うが、夜明けとともに絵馬に収まる。
か‐な
[連語]《終助詞「か」+終助詞「な」》文末にあって、名詞および名詞的な語、動詞・形容詞の連体形などに付く。 1 念を押したり、心配したりする気持ちを込めた疑問の意を表す。「うまく書ける—」「君一...