とおきらくじつ【遠き落日】
渡辺淳一による長編の伝記文学。野口英世の生涯を赤裸々に描く。昭和54年(1979)刊行。第14回吉川英治文学賞受賞。新藤兼人の脚色、神山征二郎の監督による映画化作品もある。
とおり‐すが・る【通りすがる】
[動ラ五(四)]たまたま来かかって、そこを通る。「映画館の前を—・る」
ときのおどり【時の踊り】
《原題、(イタリア)Danza delle ore》ポンキエッリのオペラ「ラ‐ジョコンダ」の第3幕第2場の管弦楽曲。舞踏会のシーンで演奏されるバレエ音楽であり、のちに映画やポピュラー音楽などで使...
ときのたびびと【時空の旅人】
眉村卓のSF冒険小説。「とらえられたスクールバス」のタイトルで、昭和56年(1981)から昭和58年(1983)にかけて前中後編の3冊を刊行。昭和61年(1986)のアニメ映画の公開に伴い改題された。
ときめきにしす【ときめきに死す】
丸山健二の長編小説。昭和57年(1982)刊行。昭和59年(1984)に森田芳光監督により映画化。
とくしゅ‐さつえい【特殊撮影】
映画・テレビなどで、特殊な機器・装置や技法を駆使して撮影し、実際には不可能なことや特殊な効果を画面に表すこと。また、その技術。高速度撮影・微速度撮影・ミニチュア撮影・スクリーンプロセスなど。特撮。
とくしゅ‐メーク【特殊メーク】
映画やテレビドラマなどで、俳優の顔や体に手を加えて、別の顔や体を作り上げる技術のこと。人工皮膚などを用いて歴史上の人物に似せたり、傷を負っているように見せたりする。
とくべつ‐しゅつえん【特別出演】
映画や演劇などで、特別に頼んで出演してもらうこと。また、その人。多く、主役格の大物俳優に脇役を依頼する場合についていう。
年(とし)は争(あらそ)え◦ない
老年になると、からだの衰えには勝てない。また、いくら若く見えても、年を取っていることは隠せない。「こんな古い映画を知っているようでは—◦ないね」
とっ‐き【特機】
《「特殊機械」の略》テレビ・映画の撮影に使う、移動撮影用のレール・台車・クレーン・大型送風機・撒水機などの機材。また、それらを操作する係。