つきがみ【憑神】
浅田次郎の時代小説。平成16年(2004)から平成17年(2005)にかけて「小説新潮」誌に連載。幕末の江戸を舞台に、貧乏神、疫病神、死神に取り憑かれる貧しい御家人の運命をユーモラスに描く。平成...
つくり‐て【作り手】
作る人。製作者。「映画の—」
つぐみ【ツグミ/TUGUMI】
(ツグミ)いぬいとみこの児童文学作品。昭和29年(1954)、第4回児童文学者協会新人賞受賞。
(TUGUMI)吉本ばななの小説。平成元年(1989)刊行。同年、第2回山本周五郎賞受賞。平成...
つち【土】
長塚節(ながつかたかし)の小説。明治43年(1910)発表。作者の郷里鬼怒川のほとりの農村を舞台に、貧農一家の生活を写生文体で精細に描く。昭和14年(1939)、内田吐夢監督により映画化。出演、...
つづき‐もの【続(き)物】
完結までに何回か回数を重ねてひとまとまりの内容になるもの。小説・映画・講談・演劇などでいう。
つまよばらのように【妻よ薔薇のように】
成瀬巳喜男監督による映画の題名。昭和10年(1935)公開。原作は中野実の戯曲「二人妻」。出演、丸山定夫、千葉早智子、英百合子ほか。第12回キネマ旬報ベストテンの日本映画ベストワン作品。
つまら◦ない【詰(ま)らない】
[連語]《動詞「つまる」の未然形+打消しの助動詞「ない」》 1 おもしろくない。興味をひかない。「—◦ない映画」 2 とりあげる価値がない。大したものではない。「—◦ないものですが、お収めくださ...
つみなきもの【罪なき者】
《原題、(イタリア)L'innocente》イタリアの詩人・小説家・劇作家、ダヌンツィオの小説。1892年刊行。処女小説「快楽」に続く、「薔薇の小説」三部作の2作目。ルキノ=ビスコンティ監督によ...
つゆのあとさき
永井荷風の小説。昭和6年(1931)、「中央公論」誌に発表。銀座のカフェーの女給の享楽的な生活を描く。昭和31年(1956)、中村登監督により映画化されている。
つるはちつるじろう【鶴八鶴次郎】
川口松太郎の短編小説。昭和9年(1934)発表。著者による「芸道もの」の代表作。「風流深川唄」「明治一代女」と併せて昭和10年(1935)に第1回直木賞受賞。昭和13年(1938)、昭和31年(...