あかし‐じょう【明石城】
明石市にある旧明石藩の城。元和4年(1618)小笠原忠真が新築、元和6年(1620)完成。櫓(やぐら)が現存。喜春城。錦江城。
あかせん‐くいき【赤線区域】
売春を目的とする特殊飲食店街。警察などの地図にその地域が赤線で示されていた。昭和21年(1946)公娼(こうしょう)制度が廃止された時、特例措置として地域を限って置かれたが、昭和33年(1958...
あかつきのだっそう【暁の脱走】
谷口千吉監督・脚本による映画の題名。昭和25年(1950)公開。原作は田村泰次郎の小説「春婦伝」で、共同脚本は黒沢明。出演、池部良、小沢栄、山口淑子ほか。第5回毎日映画コンクール撮影賞受賞。
あかつきのめだま【暁の目玉】
福田清人の自伝的な児童小説。昭和43年(1968)刊。「春の目玉」「秋の目玉」とあわせた三部作の最終作。
あかね‐すみれ【茜菫】
スミレ科の多年草。日当たりのよい山野に自生。高さ約10センチ。葉は心臓形で、根元から束になって出る。春、紅紫色の花をつける。
あかめ‐やなぎ【赤芽柳】
1 ヤナギ科の落葉高木。山野に自生。若葉は紅褐色の毛で覆われるが、のちに毛がなくなり、表面は緑色で裏面は銀白色になる。雌雄異株で、春、黄色の花が咲く。まるばやなぎ。 2 フリソデヤナギの別名。
あか‐ゆき【赤雪】
極地や高山の氷河・残雪の表面に、微小な藻類が多量に繁殖して赤色になったもの。また、火山の噴煙や、春先に中国大陸からの黄砂に混じって降る雪。紅雪(こうせつ)。せきせつ。
あ‐が‐きみ【吾が君】
[連語] 1 自分の主人、また、上位の貴人を敬って呼ぶ語。御主人様。あなた様。「—は、なにの御位にかおはしますらむ」〈宇津保・春日詣〉 2 親しみを込めて相手に呼びかける語。わたしのお方。あなた...
あがた‐の‐いど【県の井戸】
平安京大内裏の西隅(現在の京都市上京区)にあった県宮(あがたのみや)の井戸。また、その辺りの地名。山吹と蛙(かえる)の名所。[歌枕]「かはづ鳴く—に春暮れて散りやしぬらん山吹の花」〈続後撰・春下〉
あがためし‐の‐じもく【県召の除目】
国司などの地方官を新たに任命する公事(くじ)。毎年正月以降の春に行われた。春の除目。外官(げかん)の除目。→司召(つかさめし)の除目