かがみじし【鏡獅子】
新歌舞伎十八番の一。舞踊劇。長唄。本名題「春興(しゅんきょう)鏡獅子」。福地桜痴作詞、3世杵屋正次郎(きねやしょうじろう)作曲、2世藤間勘右衛門・9世市川団十郎振り付け。明治26年(1893)歌...
かがみ‐の‐まつ【鏡の松】
能舞台で、鏡板(かがみいた)に描かれる老松の絵。奈良春日(かすが)神社の影向(ようごう)の松を写すという。
かがりび‐そう【篝火草】
シクラメンの別名。《季 春》
かき‐さば・く【掻き捌く】
[動カ五(四)] 1 切り裂く。かっさばく。「腹を—・き」〈染崎延房・近世紀聞〉 2 かきまわして散らかす。「誰か留守に入って—・いたらしいので」〈風葉・青春〉
かきしゅんじゅう【夏姫春秋】
宮城谷昌光の歴史小説。中国の春秋時代の美女、夏姫をモデルとした作品。平成3年(1991)刊行。同年、第105回直木賞受賞。
かき‐つ・く【掻き付く】
[動カ五(四)] 1 しっかりと取りつく。とびつく。「マルという犬が、黒毛の尻尾(しっぽ)を振って、いきなり岸本へ—・いた」〈藤村・春〉 2 頼りとしてすがりつく。「いとど—・かむ方なく、悲し...
かき‐どおし【垣通】
シソ科の蔓性(つるせい)の多年草。路傍に生え、茎は四角柱。葉は円形。春から盛夏まで、紫色の唇形の花が咲き続け、花が終わると茎は地に伏して蔓となり非常な勢いで伸びる。全草を漢方で連銭草といい、糖尿...
かき‐な【掻き菜】
アブラナ科の越年草。春に伸びる若い茎を掻き取り、食用とする。あくが少なく歯ごたえがよい。北関東を中心に栽培される。
かき‐ま【垣間】
垣のすきま。「春されば卯の花腐(くた)し我が越えし妹(いも)が—は荒れにけるかも」〈万・一八九九〉
かぎ‐ちゃ【嗅ぎ茶】
茶の香味・風味をかいで調べ、そのよしあしを鑑別すること。利き茶。《季 春》