こころ‐づもり【心積(も)り】
心の中であらかじめ考えておくこと。心中の予定・計画。「昼までに帰る—だったが」「万一の場合の—はしている」
こころ‐ゆるび【心弛び】
1 気持ちが緩むこと。油断。「夜昼おはしますめれば、ある人々も—せず、苦しうのみわぶめるに」〈源・少女〉 2 気持ちがくつろぐこと。気が安まること。「世に—なく憂しと思ひつるを」〈かげろふ・中〉
こ‐だま【木霊/谺/木魂】
[名](スル)《近世初めまでは「こたま」》 1 樹木に宿る精霊。木の精。「—が攫(さら)うぜ、昼間だって容赦はねえよ」〈鏡花・高野聖〉 2 《1がこたえるものと考えたところから》声や音が山や谷な...
こと‐ごころ【異心】
1 ほかの事を思うこと。別の考え。他意。「—なくて、夜を昼になしてなむ、急ぎまかで来し」〈宇津保・吹上上〉 2 ほかの人を思う心。ふたごころ。あだしごころ。浮気心。「年ごろ—なくて過ぐし給へるな...
こと‐ごと【悉/尽】
《「事事(ことごと)」の意から》あのことも、このこともすべて。あるもの全部。あるかぎり。副詞的にも用いる。「夜はも夜の—昼はも日の—」〈万・一五五〉 「はたこらが夜昼といはず行く道を我は—宮道(...
この‐ほう【此の方】
[代]一人称の人代名詞。わたくし。自分。男性が用いる。「—の屋敷は昼さへ出入り難く」〈浄・天の網島〉
こ‐ひる【小昼】
《「こびる」とも》 1 正午に近いころの時刻。 2 昼食と夕食の間、または朝食と昼食の間にとる軽い食事。
こ‐ふう【湖風】
湖の周辺で湖水と陸地の温度差によって生じる局地的な風。昼間は陸地の気温が高くなるので風は湖から外側に向かって吹き、夜間は外側から湖に吹く。日本では琵琶湖周辺で起こることが知られている。
こまち‐おどり【小町踊(り)】
江戸前期、京都などで、7月7日の昼、美しく着飾った少女たちが小太鼓をたたき、歌をうたいながら輪になって町々を踊り歩いたもの。七夕踊り。《季 秋》「歌いづれ—や伊勢踊/貞徳」
こ‐みみずく【小耳木菟】
フクロウ科の鳥。全長約38センチ。全体に褐色。日本には冬鳥として渡来、草原などで昼間も活動し、ネズミなどを捕食。