おく‐て【奥手/晩生/晩稲】
1 (晩稲)比較的遅く成熟する品種の稲。中手(なかて)・早稲(わせ)に対していう。《季 秋》「刈るほどに山風のたつ—かな/蛇笏」 2 (奥手・晩生)一般に、遅く成熟すること。 ㋐花や実のつくのが...
おしね【晩稲】
《「おそいね」の音変化という》稲の、遅く成熟するもの。おくて。「うき身には山田の—おしこめて世をひたすらに恨みわびぬる」〈新古今・雑下〉
おそ‐あき【晩秋】
秋のすえ。ばんしゅう。《季 秋》「—の静かなる落日(いりひ)のなかに」〈白秋・謀叛〉
おそ・い【遅い/鈍い】
[形][文]おそ・し[ク] 1 物事の進む度合いが小さい。動作・進行などに時間がかかる。のろい。「列車の進み方が—・い」「仕事が—・い」「進歩が—・い」「物わかりが—・い」⇔速い。 2 (「晩い...
おそ‐じも【遅霜/晩霜】
晩春・初夏のころの季節はずれの霜。晩霜(ばんそう)。
ばん【晩】
1 夕暮れ。夕方。「朝から—まで」 2 夜。「あすの—は会議で遅くなる」 3 晩飯。「—のおかずを買って帰る」 [補説]作品名別項。→晩
ばん【晩】
《原題、(イタリア)Notte》イタリアの詩人、パリーニの詩。4部作「一日」の最終作。未完。著者没後の1801年、第3作「夕」とともに刊行。
ばん【晩】
[音]バン(漢) [学習漢字]6年 1 夕暮れ。夜。「晩餐(ばんさん)・晩鐘/今晩・昨晩・毎晩・明晩(みょうばん)」 2 時刻や時節がおそい。「晩夏・晩学・晩婚・晩成・晩年/早晩」 [名のり]か...
ばん‐あい【晩靄】
夕暮れに立つもや。夕もや。
ばん‐おう【晩鶯】
晩春から初夏のころに鳴くウグイス。老鶯。なつうぐいす。「新緑—の候」