ばん‐しゃく【晩酌】
[名](スル)家庭で、夕食のとき酒を飲むこと。また、その酒。「ほとんど毎日—する」
ばん‐しゅう【晩秋】
1 秋の終わり。秋の末。《季 秋》「—や杣(そま)のあめ牛薔薇甜(ね)ぶる/蛇笏」 2 陰暦9月の異称。
ばんしゅう‐さん【晩秋蚕】
8月下旬以降に孵化(ふか)して掃き立てされる蚕。
ばん‐しゅん【晩春】
1 春の終わり。春の末。《季 春》「—の瀬瀬のしろきをあはれとす/誓子」 2 陰暦3月の異称。 [補説]作品名別項。→晩春
ばんしゅん【晩春】
小津安二郎監督による映画の題名。昭和24年(1949)公開。原作は広津和郎の小説「父と娘」。嫁ぐ娘と父の複雑な心情を描く。出演、笠智衆、原節子ほか。第23回キネマ旬報ベストテンの日本映画ベストワ...
ばん‐しょう【晩照】
夕日の輝き。夕日。
ばん‐しょう【晩鐘】
夕方に鳴らす寺院・教会などの鐘の音。入相(いりあい)の鐘。暮鐘。
ばん‐しょう【晩餉】
夕食。ばんめし。
ばん‐しょく【晩食】
[名](スル) 1 夕方にする食事。夕食。夕飯。「—に傾けた酒の勢が」〈漱石・門〉 2 遅く食事をとること。また、その食事。「第一時第二鈴にて午飯六時に—す」〈柳北・航西日乗〉
晩食(ばんしょく)以(もっ)て肉(にく)に当(あ)て安歩(あんぽ)以(もっ)て車(くるま)に当(あ)つ
《「戦国策」斉策上から》遅い時間に腹をすかして食事をすれば粗末な食べ物も肉のようにうまく、ゆっくり歩けば車に乗らなくても疲れることはない。貧しくとも清く正しい生活をすれば、常に満ち足りた心でいる...