ばん‐じゅく【晩熟】
普通より成熟するのが遅いこと。おくて。⇔早熟。
ばん‐すい【晩翠】
冬枯れの季節になってもなお草木の葉が緑色であること。また、その緑。
ばん・ず【晩ず】
[動サ変]晩になる。日が暮れる。「日も—・じてござるほどに」〈狂言記・宗論〉
ばん‐せい【晩成】
[名](スル)普通より遅れてでき上がること。また、年をとってから成功すること。「大器は—する」
ばん‐せい【晩生】
[名]植物が、普通よりも遅れて生長すること。おくて。「—の稲」⇔早生。
[代]一人称の人代名詞。後輩が先輩に対して自分をへりくだっていう語。
ばんせい‐せい【晩成性】
動物が生まれたあと巣内にとどまり、親の保護・給餌を必要とする性質。ネズミ・イタチ・ツバメなどにみられる。留巣性。晩熟性。⇔早成性。
ばん‐せつ【晩節】
1 人生の終わりのころ。晩年。 2 晩年の節操。「—を全うする」 3 末の世。末年。
ばん‐そう【晩霜】
晩春、初夏のころに降りる霜。育ちはじめた草木の葉や芽を傷め、作物に被害を与える。おそじも。《季 春》
ばん‐ちょう【晩潮】
夕方に満ちてくる潮。夕潮。暮潮。
ばん‐とう【晩冬】
1 冬の終わり。《季 冬》 2 陰暦12月の異称。