春日(しゅんじつ)遅遅(ちち)
《「詩経」豳風・七月から》春の日のうららかでのどかなさま。また、春の日のおだやかで暮れるのが遅いさま。《季 春》
しろきやま【白き山】
斎藤茂吉の第16歌集。昭和24年(1949)刊。昭和21年(1946)から昭和22年(1947)暮れまで、山形県大石田町に滞在していた期間の作品が中心。
し‐わ・ぶ【為侘ぶ】
[動バ上二]どうしてよいか始末に苦しむ。途方に暮れる。しあぐむ。「男、—・びて、…ここは法師になりなんと思ひて」〈宇治拾遺・六〉
しんこく‐ほう【辰刻法】
江戸時代の時刻の定め方。明け六つと暮れ六つを基準とし、昼夜を各六等分した。
じっぽう‐ぐれ【十方暮れ】
1 暦注の一。甲申(きのえさる)から癸巳(みずのとみ)までの10日間の称。この間は十方の気がふさがり、万事に凶とされる。 2 空がどんよりと曇っていて暗いこと。途方に暮れることの形容にも用いる。...
じゅうさん‐がね【十三鐘】
奈良の法相宗(ほっそうしゅう)菩提院で、明け七つ(午前4時頃)と暮れ六つ(午後6時頃)の時に、両方の時の数を合わせて13ついた鐘の音。13歳で鹿殺しの罪に問われた子を弔うための鐘という俗説がある。
じゅうもん‐いろ【十文色】
「十文2」に同じ。「—も出て来るは、南無三宝日が暮れると」〈浄・冥途の飛脚〉
じゅん‐ら【巡邏】
[名](スル) 1 見回って警戒すること。見回り。「暮れの町を—する」 2 江戸末期、江戸市中を巡回警備した役人。邏卒。
すさまじ・い【凄まじい】
[形][文]すさま・じ[シク]《動詞「すさ(荒)む」の形容詞化。古くは「すさまし」とも》 1 程度がはなはだしいさま。 ㋐恐ろしい。ものすごい。「—・い形相」「—・い台風のつめあと」 ㋑驚くほど...
すずめいろ‐どき【雀色時】
空が雀色に薄暗くなった時分。夕暮れ時。夕方。たそがれどき。「半蔀(はじとみ)の間から、—の往来をのぞいている」〈芥川・偸盗〉