みみのこと【ミミのこと】
田中小実昌(こみまさ)の短編小説。昭和46年(1971)発表。昭和54年(1979)刊行の短編集「香具師の旅」より、同作と「浪曲師朝日丸の話」が第81回直木賞受賞。
みやま‐くわがた【深山鍬形】
1 クワガタムシ科の甲虫。体長は雄で約4〜7センチ。体色は濃褐色または黒褐色。成長した雄のあごは湾曲してよく伸び、内側に鋸歯(きょし)をもつ。北海道から九州にかけて分布。 2 オオバコ科の多年草...
みやまじし【御山獅子】
地歌・箏曲(そうきょく)。手事(てごと)物。竹中墨子が作詞し、菊岡検校が三味線曲として作曲、八重崎検校が箏の手をつけたもの。伊勢神宮近くの名勝を四季に配し、太神楽(だいかぐら)の獅子舞を加えた曲。
ミュゼット【(フランス)musette】
1 肩ひものついた、革または布製の小型のかばん。ミュゼットバッグ。 2 バグパイプの一種。ふいごで送風する方式で、17〜18世紀にフランスで流行した。 3 牧歌風の三拍子の舞曲。
ミュルツツーシュラーク【Mürzzuschlag】
オーストリア東部、シュタイアーマルク州の町。首都ウィーンの南西約80キロメートル、ゼメリンク峠の近くに位置する。19世紀半ばにゼメリング鉄道が開通し、製鉄業が行われた。周辺にスキーリゾートが点在...
ミュンスター‐ひろば【ミュンスター広場】
《Münsterplatz》ドイツ西部、ノルトライン‐ウェストファーレン州の都市、ボンの旧市街にある広場。13世紀に建造されたロマネスク様式のミュンスター寺院に面している。同地出身の作曲家、ベー...
ミュージック‐ホール【music hall】
歌・踊り・寸劇・曲芸・奇術・ヌードショーなどを行う大衆演芸場。
みょうあん‐りゅう【明暗流】
尺八の流派名。広義には、普化(ふけ)宗の伝統を守り、古典本曲を伝承する諸派の総称。狭義には、普化宗の本寺である京都の明暗寺に伝承された尺八の芸系の通称。幕末から明治初期の明暗真法(じんぽう)流、...
みょうもん‐は【妙聞派/妙文派】
平曲の流派の一。室町時代に八坂流の森沢城聞(法名妙聞)が始めたもの。城聞派。
ミラノしじゅうそうきょく【ミラノ四重奏曲】
《原題、(ドイツ)Mailänder Quartett》モーツァルトの弦楽四重奏曲第2番から第7番の通称。1772年から1773年にかけて作曲。通称はミラノ滞在中に作曲されたことに由来する。