さら【新/更】
[名]まだ一度も使っていないこと。新しいこと。また、そのもの。「—のゆかた」 [接頭]名詞に付いて、そのものが新しいことを表す。「—湯」「—地」
さら【更】
[形動ナリ] 1 (多く「言へばさらなり」「言ふもさらなり」の形で用いて)いまさらめいているさま。わざとらしいさま。「内の心は言へば—なり」〈かげろふ・上〉 2 《「言へばさら」「言ふもさら」の...
さら‐さら【更更】
[副] 1 (あとに打消しの語を伴って用いる)少しも。決して。「謝る気は—ない」 2 いま新たに。改めて。「石上(いそのかみ)布留の神杉(かむすぎ)神(かむ)びにし我(あれ)や—恋にあひにける」...
さん‐こう【三更】
五更の第三。およそ現在の午後11時または午前零時からの2時間をいう。子(ね)の刻。丙夜(へいや)。
さんろう‐ごこう【三老五更】
中国、周代に、天子が父兄の礼をもって養った長老のこと。天下に孝悌(こうてい)の手本として示された。
ざん‐こう【残更】
夜明け方。五更。
し‐こう【四更】
五更の第四。およそ現在の午前1時または2時から2時間をいう。丑(うし)の刻。丁夜(ていや)。
しょ‐こう【初更】
五更の第一。およそ現在の午後7時または8時から2時間をいう。一更。戌(いぬ)の刻。甲夜(こうや)。
しん‐こう【深更】
夜ふけ。深夜。「団交が—に及ぶ」
なお‐さら【尚更】
[副]物事の程度が前よりいっそう進むさま。ますます。いちだんと。「風がないので、—暑く感じる」