つきのわ‐ぐま【月輪熊】
クマ科の哺乳類。体毛は黒く、胸の上部に三日月形の白斑がある。ヒマラヤ地方から中国・朝鮮半島・日本にかけて分布。ニホンツキノワグマはこの一亜種で、本州・四国の山地にすみ、樹洞や岩穴で冬ごもりをし、...
つき‐はじめ【月初め】
月の初め。月がしら。
つき‐はな【月花】
1 月と花。また、それらに代表される風雅な物事。「—はさらなり、風のみこそ、人に心はつくめれ」〈徒然・二一〉 2 賞翫(しょうがん)したり寵愛(ちょうあい)したりするもののたとえ。「その女はひと...
つき‐ばえ【月映え】
月の光に照らされて、いっそう美しくはえて見えること。「闇はあやなきを、—は今少し心ことなりと定め聞こえし」〈源・竹河〉
つき‐ばらい【月払い】
1 1か月ごとにまとめて支払うこと。「使用料を—にする」 2 月ごとに分割して支払うこと。月賦払い。「—で買う」
つき‐ばん【月番】
1か月ずつ交代で勤務すること。また、その人。
つき‐ひ【月日】
1 過ぎていく時間。時日。としつき。「—が経つ」「あれから五年の—が流れた」 2 暦のうえの月と日。がっぴ。 3 月と太陽。じつげつ。「天(あめ)なるや—のごとく我(あ)が思へる君が日に異(け)...
つきひ‐がい【月日貝/海鏡】
ツキヒガイ科の二枚貝。海の砂泥底にすむ。貝殻は円形で平たく、殻長約10センチ、表面は滑らかで光沢があり、左殻は赤橙色、右殻は淡黄白色。名はこれを太陽と月に見立てたもの。本州中部以南に分布。食用、...
つき‐ひと【月人】
月を擬人化していう語。月人男。「黄葉(もみち)する時になるらし—の楓(かつら)の枝の色付く見れば」〈万・二二〇二〉
つきひと‐おとこ【月人男】
「月人」に同じ。「秋風の清き夕(ゆふへ)に天の川舟漕ぎ渡る—」〈万・二〇四三〉