つきひ‐がい【月日貝/海鏡】
ツキヒガイ科の二枚貝。海の砂泥底にすむ。貝殻は円形で平たく、殻長約10センチ、表面は滑らかで光沢があり、左殻は赤橙色、右殻は淡黄白色。名はこれを太陽と月に見立てたもの。本州中部以南に分布。食用、...
つき‐ひと【月人】
月を擬人化していう語。月人男。「黄葉(もみち)する時になるらし—の楓(かつら)の枝の色付く見れば」〈万・二二〇二〉
つきひと‐おとこ【月人男】
「月人」に同じ。「秋風の清き夕(ゆふへ)に天の川舟漕ぎ渡る—」〈万・二〇四三〉
つきひ‐の‐ねずみ【月日の鼠】
「月の鼠」に同じ。「—の口騒がしき観を凝らしつつ」〈盛衰記・四八〉
つき‐びたい【月額】
馬の毛色の名。額に白い斑(まだら)毛のあるもの。ほしづき。
つき‐ふ【月賦】
「げっぷ(月賦)」に同じ。「—ニシテ金ヲ払ウ」〈和英語林集成〉
つき‐ふさがり【月塞がり】
陰陽道(おんようどう)で、月によって特定の方角を忌み避けること。正月・5月・9月は北方、2月・6月・10月は東方、3月・7月・11月は南方、4月・8月・12月は西方を忌む。
つき‐へん【月偏】
漢字の偏の一。「朋」「朕」などの「月」の称。→肉月(にくづき)
つき‐べつ【月別】
1か月ごとに分けること。「—の収支決算」
つき‐ほし‐ひ【月星日】
1 月と星と太陽。三光。日月星(じつげつせい)。 2 ウグイスの鳴き声をいう語。月日星(つきひほし)。「鶯は—をやかぞへ歌/良徳」〈犬子集〉