みなづき【皆月】
花村万月の長編小説。平成9年(1997)刊行。第19回吉川英治文学新人賞受賞。
みふゆ‐づき【三冬月】
陰暦12月の異称。《季 冬》
耳(みみ)の正月(しょうがつ)
おもしろい話や音楽などを聞いて楽しむこと。耳のごちそう。
むかわり‐づき【むかはり月】
満1年にあたる月。「船出し給ひてより—ははやたちにけれど」〈読・弓張月・後〉
む‐げつ【無月】
曇ったり降ったりして、月が見えないこと。特に中秋の名月についていう。《季 秋》「滑川(なめりかは)海よりつづく—かな/万太郎」
むつき【睦月】
陰暦正月の異称。むつびづき。《季 春》「神の磴(とう)—の蝶を遊ばしむ/風生」
むつび‐づき【睦び月】
「睦月(むつき)」に同じ。「女冥加に叶(かな)うたのぢゃと思ふ内、早—」〈浄・先代萩〉
めい‐げつ【名月】
陰暦8月15日の月(芋名月)。また、陰暦9月13日の月(栗(くり)名月・豆名月)。《季 秋》「—を取ってくれろとなく子かな/一茶」
めい‐げつ【明月】
曇りなく澄みわたった満月。また、名月。《季 秋》「—や無筆なれども酒は呑む/漱石」
めであい‐づき【愛逢月】
牽牛(けんぎゅう)と織女(しょくじょ)が互いに愛して逢うという月のことで、陰暦7月の異称。《季 秋》