いち‐がつ【一月】
1年の最初の月。正月。いちげつ。むつき。《季 冬》
いち‐げつ【一月】
1 1か月。ひとつき。 2 いちがつ。正月。 3 一輪の月。「数星あひつらなるといへども、—にしかず」〈曽我・一〇〉
一竿(いっかん)の風月(ふうげつ)
《陸游「感旧詩」から》1本の釣りざおを友に自然の風物を楽しみ、俗事を忘れること。
いつも‐しょうがつ【何時も正月】
年中楽しく暮らすさま。いつも気楽なことをいうさま。「—の道安といへる按摩取(あんまとり)」〈西鶴置土産・四〉
いなか‐の‐つき【亥中の月】
陰暦20日の夜の月。更け待ち月。はつかづき。いなかづき。
いまち‐づき【居待(ち)月】
《やや遅く出るので座って待つ月の意》 [名]陰暦18日の月。特に、陰暦8月18日の月。居待ちの月。《季 秋》「わが影の築地にひたと—/立子」→立ち待ち月 →寝待ち月
[枕]居待ち月が明るいと...
いまち‐の‐つき【居待(ち)の月】
「居待ち月」に同じ。
いみ‐づき【忌(み)月/斎月】
心身を忌み慎むべき月。正月・5月・9月の称。→三長斎月(さんちょうさいがつ)
いも‐めいげつ【芋名月】
《里芋を供えるところから》陰暦8月15日夜の月。中秋(ちゅうしゅう)の名月。初名月。《季 秋》「雲霧や—の衣(きぬ)かつぎ/貞徳」→栗名月(くりめいげつ) →豆名月(まめめいげつ)
いろどり‐づき【色取り月】
《木の葉が色づく意から》陰暦9月の異称。