シャークスキン【sharkskin】
1 鮫(さめ)の皮。 2 鮫の肌のように仕上げた、綾織りの毛織物。背広・コート地用。 3 鮫の肌を思わせる、ざらざらした感じの人絹織物。夏の婦人服地用。
しゅ‐す【繻子/朱子】
繻子織りにした織物。帯地・半襟・洋服地などに用いられる。サテン。
シングル‐はば【シングル幅】
洋服地で、ダブル幅の約半分、ふつう、71センチ幅。また、その洋服地。木綿・絹・化繊などに多い。ヤール幅。→ダブル幅
ジョーゼット【Georgette】
縦糸・横糸とも強撚糸(きょうねんし)を用いた、薄手で縮みのある絹布。ウールや化繊のものもあり、夏の婦人服などに用いる。フランスの服地商ジョーゼット夫人にちなむ名。もと商標名。
タッサー【tussah】
柞蚕(さくさん)の繭からとった絹糸。また、その平織り絹布。太めの横糸が粗めの横畝の表面をつくり出すので、夏の婦人服地などに使われる。これに似た風合いのポプリンをさすこともある。
ダンガリー【dungaree】
デニムの一種。デニムとは逆に、横糸に濃紺などの染め糸を用い、縦糸に漂白した糸を用いたもの。作業衣、遊び着などにする。もと、インド産粗製の綿服地。→デニム
ちちぶ‐めいせん【秩父銘仙】
秩父地方産の銘仙。玉糸を用い、丈夫で布団地・衣服地などに用いられる。
て‐ざわり【手触り】
1 手でさわったときの感じ。手に受ける感触。「柔らかい—の服地」 2 そのものから直接受ける感じ。「いつになく—のあらい言葉を使う」〈漱石・吾輩は猫である〉
とちお【栃尾】
新潟県中部にあった市。近世は栃尾紬(つむぎ)の産地として知られ、以来、機業が盛んで、合繊服地を生産。全国有数の豪雪地帯。平成18年(2006)長岡市に編入。→長岡
トロピカル【tropical】
[名・形動] 1 熱帯また熱帯的であるさま。また、そのもの。「—なサウンド」「—フィッシュ」 2 薄手のさらっとした感触の平織り梳毛(そもう)織物。通気性に富み、夏服地に用いる。