ちおん‐いん【知恩院】
京都市東山区にある浄土宗の総本山。正しくは華頂山大谷寺知恩教院。開創は承安5年(1175)、法然が結んだ吉水の庵室に始まり、入寂後の文暦元年(1234)源智が諸堂を建立、知恩院大谷寺と号した。現...
ちおん‐じ【知恩寺】
京都市左京区にある浄土宗四大本山の一。山号は長徳山。円仁の開創といわれ、上賀茂神社の神宮寺だったが、法然の弟子源智が法然の御影堂を建立し改称した。元弘元年(1331)悪疫流行の際、後醍醐天皇の勅...
ちぎょう‐でら【知行寺】
幕府から寺領として知行所を与えられている寺。門跡寺院や各宗本山など。
ちざん‐は【智山派】
新義真言宗の一派。慶長年間(1596〜1615)玄宥(げんゆう)が京都東山の智積院(ちしゃくいん)を開いて始めたもの。同寺を総本山とする。→豊山(ぶざん)派
ちしゃく‐いん【智積院】
京都市東山区にある真言宗智山派の総本山。山号は五百仏頂山。南北朝時代、紀州(和歌山県)根来山大伝法院の一院として開かれたが、豊臣秀吉の兵によって焼失。慶長5年(1600)難を逃れた玄宥が徳川家康...
ちゅうそん‐じ【中尊寺】
岩手県西磐井(にしいわい)郡平泉町にある天台宗の東北大本山。山号は関山。嘉祥3年(850)円仁の開創、貞観元年(859)清和天皇から中尊寺の号を得た。長治2年(1105)藤原清衡が堀河天皇の勅に...
ちょうごそんし‐じ【朝護孫子寺】
奈良県生駒郡平群(へぐり)町にある信貴山(しぎさん)真言宗の総本山。山号は信貴山、院号は歓喜院。聖徳太子の創建と伝え、延喜年間(901〜923)命蓮が再興。「信貴山縁起絵巻」をはじめ多数の文化財...
て‐つぎ【手継ぎ/手次ぎ】
1 浄土真宗で、檀家からその所属する寺をいう語。本山からの教化を取り次ぐ寺。手次ぎ寺。 2 次々にうけつぐこと。代々うけつぐこと。「—相伝ノ教エ」〈日葡〉
てんりゅう‐じ【天竜寺】
京都市右京区嵯峨にある臨済宗天竜寺派の大本山。山号は霊亀山。正称は、天竜資聖禅寺。延元4=暦応2年(1339)吉野の行宮で没した後醍醐天皇の菩提(ぼだい)をとむらうため、足利尊氏(あしかがたかう...
とうざん‐は【当山派】
修験道の一派。真言宗の僧聖宝(しょうぼう)を祖とし、京都宇治醍醐寺(だいごじ)三宝院を本山とする。→本山派