こと‐ぐさ【言種】
1 いつも口にすること。口ぐせ。「山里に問ひ来る人の—はこの住まひこそ羨(うらや)ましけれ」〈新古今・雑中〉 2 話のたね。語りぐさ。話題。「このごろ、世の人の—に…と、ことにふれつつ言ひ散らす...
こと‐づ・ける【言付ける/託ける】
[動カ下一][文]ことづ・く[カ下二] 1 人に頼んで伝言や品物を取り次いでもらう。「明日来るように—・ける」「手紙を添えて新築祝いを—・ける」 2 かこつける。口実にする。「なやましきに—・け...
こと‐づて【言伝】
《古くは「ことつて」》 1 伝えたい言葉を他の人に取り次いでもらうこと。また、その言葉。伝言。ことづけ。「明日来るようにと—をする」 2 間接に人から伝え聞くこと。また、伝え聞いた話。伝聞。「—...
こと‐も‐あろう‐に【事も有ろうに】
[連語]《名詞「こと」+係助詞「も」+動詞「あり」の未然形+推量の助動詞「う」の連体形+接続助詞「に」》とった行動が非常に好ましくないことを表す。ほかにも適当なやり方があるだろうに。よりによって...
こ‐はんとき【小半時】
1 半時(はんとき)の半分。一時(いっとき)の4分の1。現在の30分。「—もすれば来るだろう」 2 だいたい半時。現在の約1時間。
こぶ‐とり【瘤取り】
昔話の一。鬼の酒盛りに出会った爺(じじい)が踊りの仲間入りをして喜ばれ、また来るようにとほおのこぶをとられる。これを聞いた隣の爺もこぶをとってもらおうと出掛けたが、踊りが下手でもう一つこぶをつけ...
こみ‐い・る【込(み)入る】
[動ラ五(四)] 1 いろいろなものが複雑に入り組んでいる。「—・った事情」「筋の—・った推理小説」 2 大ぜいの人が無理やり中にはいり込む。「中山の国分寺の三門に…おおぜいの人が—・って来る」...
此(こ)れははや
驚いたり、失敗したりしたときにいう言葉。いやまったく。いやはやどうも。「—、烏帽子が遅う来るな」〈狂言記・烏帽子折〉
こ・れる【来れる】
[動ラ下一]来ることができる。カ行変格活用の「く(来)る」を可能動詞化したもの。「こられる」(「くる」の未然形+可能の助動詞「られる」)が本来の言い方。
ごあん・す
[動サ特活]《「ござんす」の音変化》 1 「来る」の意の尊敬語。いらっしゃる。「前は再々—・して、何が怖うて逃げさんす」〈浄・二枚絵草紙〉 2 (補助動詞)補助動詞「ある」の意の丁寧語。ございま...