いた‐ばめ【板羽目】
板張りの羽目。板張りの壁や塀。
いた‐ばり【板張り】
1 板を張ること。また、板を張った所。 2 和服を解き洗いして糊(のり)をつけ、張り板に張ってしわを伸ばして干すこと。
いた‐ひき【板挽き】
材木をひいて板にすること。また、それを職業とする人。
いた‐び【板碑】
鎌倉時代から江戸初期にかけて盛んに行われた、死者の追善供養のために建てた平たい石の卒塔婆(そとば)。最上部を三角形に作り、その下に深彫りの横線を入れ、仏像・梵字(ぼんじ)、年月日・名前などを刻む...
いた‐びき【板引き】
絹布のつや出し加工の一。漆塗りの板に蝋(ろう)を引き、糊(のり)をつけて絹布を張り、よく乾かして引きはがす。また、そのようにした絹布。
いた‐びさし【板庇/板廂】
板で葺(ふ)いたひさし。
いた‐びょうし【板表紙】
板で作った表紙。法帖(ほうじょう)・折り手本などに用いる。
いた‐びん【板鬢】
歌舞伎の鬘(かつら)の一。鬢を油で固め、板のように磨いて左右に張り出したもの。「車引」の松王丸、「暫(しばらく)」の腹出しなど、大時代な荒事(あらごと)の役に用いる。
いた‐ぶき【板葺き】
屋根を板で葺くこと。また、その屋根。
いた‐ぶね【板舟】
1 薄い板で作った小舟。泥深い水田で、苗や刈り取った稲をのせるのに使う。 2 東京日本橋の旧魚市場で、魚類販売のために並べた板。板舟株という営業上の権利が認められていた。