いた【板】
1 材木を薄く平たく切ったもの。「床に—を張る」 2 金属・石または合成樹脂などを薄く平たくしたもの。「—ガラス」「ブリキ—」 3 まな板。 4 「板場(いたば)」「板前(いたまえ)」の略。「—...
いた‐い【板井】
板で囲んだ井。泉を板で囲んだ所。「里人の汲むだに今はなかるべし—の清水みぐさゐにけり」〈今昔・二四・四六〉
いた‐いし【板石】
薄く平たい板状の石。敷石・石畳などに使う。
いたうら‐ぞうり【板裏草履】
⇒板草履
いた‐え【板絵】
木の板に描いた絵画。西洋中世の祭壇画、東洋の厨子(ずし)扉絵など。
いた‐えん【板縁】
板を張って作った縁側。
いた‐おい【板笈】
修験者(しゅげんじゃ)が背負う笈の一。箱笈に対して、薄板に太い縁をつけ、荷物を結びつけるようにしたもの。縁笈(ふちおい)。
いた‐おうぎ【板扇】
薄い板を重ねて、糸でつづった扇。檜扇(ひおうぎ)など。
いた‐おこし【板起(こ)し】
ろくろで成形した陶器をろくろ台から離すとき、底部を竹べらでとる手法。糸切りの跡がない。へら起こし。
いた‐おもり【板錘】
釣り具のおもりの一。鉛を薄板状にしたもので、必要な分だけ切って糸に巻きつけて用いる。板鉛。