ふる‐さと【古里/故里/故郷】
1 自分の生まれ育った土地。故郷(こきょう)。郷里。「—に帰る」 2 荒れ果てた古い土地。特に、都などがあったが今は衰えている土地。「君により言の繁きを—の明日香(あすか)の川にみそぎしに行く」...
ふる‐でら【古寺】
1 古くなって荒れ果てた寺。こじ。 2 古くて由緒のある寺。古刹(こさつ)。こじ。
ふる‐はた【古畑】
古びて荒れ果てた畑。「—のそばの立木にゐる鳩の友よぶ声のすごき夕暮」〈新古今・雑中〉
ふる‐ものがたり【古物語】
1 昔の話。思い出話。「—にかかづらひて夜を明かし果てむも」〈源・橋姫〉 2 古い時代に作られた物語類。特に、源氏物語以前の物語類。「本歌に取ること、草紙には源氏の事は申すにおよばず、—も取るな...
ふん‐ど【糞土】
《古くは「ふんと」》 1 くそと、つち。また、腐った土。きたない土。 2 きたないもの、卑しむべきものなどのたとえ。「文明を皮に着て、—の心をもつ、腐れ果てた明治の賊政府」〈蘆花・黒潮〉
へん【辺〔邊〕】
[音]ヘン(呉)(漢) [訓]あたり べ へ ほとり [学習漢字]4年 〈ヘン〉 1 中央から隔たった所。国境。果て。「辺境・辺塞(へんさい)・辺地/広大無辺」 2 ある物を中心としてその付近...
へん‐すい【辺垂/辺陲】
国の果て。辺境。辺陬(へんすう)。
ぺんぺん草(ぐさ)が生(は)・える
家や土地が荒れ果てているようすをいう。「—・えた庭」
ほく‐へん【北辺】
北の果て。北のあたり。
ほとおり【熱り】
1 熱気を発すること。また、その熱気。「—を避りて居たるときに」〈神代紀・下〉 2 「ほとぼり1」に同じ。「早玉の緒も切れ果てて…、—ばかりにて」〈浄・堀川夜討〉 3 「ほとぼり2」に同じ。「泰...