欲(よく)も得(とく)も無(な)・い
欲心や利得を全く考えない。また、欲も得も考える余裕がない。「疲れ果てて—・く眠りに落ちる」
よもぎ‐う【蓬生】
ヨモギが一面に生え茂って荒れ果てている所。《季 春》「—にかたまる嵯峨の道しるべ/野風呂」 源氏物語第15巻の巻名。光源氏、28歳から29歳。源氏が生活に困っていた末摘花を思い出し、二条東院...
よもぎ‐の‐かど【蓬の門】
ヨモギが生い茂って荒れ果てた門。また、ヨモギで屋根を葺(ふ)いた粗末な門。「宿見れば—もさしながらあるべき物を思ひけむやぞ」〈かげろふ・中〉
よもぎ‐の‐まど【蓬の窓】
ヨモギの茂っている荒れ果てた家の窓。「音はして岩にたばしる霰こそ—の友になりけれ」〈夫木・三一〉
よもぎ‐の‐やど【蓬の宿】
ヨモギなどが生え茂って荒れ果てた家。よもぎがやど。「玉しける庭に移ろふ菊の花もとの—な忘れそ」〈頼政集〉
らしょう‐もん【羅生門】
⇒羅城門(らじょうもん) 謡曲。五番目物。金春を除く各流。観世小次郎信光作。今昔物語などに取材。ワキ方中心の曲で、渡辺綱が羅生門にすむ鬼と戦い、鬼の片腕を斬(き)り落とす。 芥川竜之介の小...
ランズ‐エンド【Land's End】
英国イングランド南西部、コーンウォール半島の先端に位置する岬。名称は「地の果て」の意で、グレートブリテン島の最西端でもある。周囲は海食崖になっており、荒々しい自然景観をもつ景勝地として知られる。
りょう‐らく【寥落】
荒れ果ててすさまじいこと。荒廃すること。「凡て戦争は—を持来たす」〈独歩・愛弟通信〉
ルドルフウルスロイのおもいで【ルドルフウルスロイの思い出】
《原題、(ドイツ)Erinnerungen von Ludolf Ursleu dem Jüngeren》フッフの自伝的長編小説。1893年発表。没落する旧家と、不条理な愛の果てに自滅していく若...
ワールズ‐エンド【World's End】
《「地の果て」の意》スリランカ中部、ホールトンプレーンズ国立公園にある絶壁。高さ約1000メートルの急峻な崖で、周囲の広がる山々を一望できる。園内随一の景勝地として知られる。