けい‐し【桂枝】
1 トンキンニッケイ(カシア)などの幼若枝または樹皮を乾燥したもの。漢方で健胃・解熱・鎮痛・去痰(きょたん)薬などに用いる。 2 月桂樹の枝。 3 月に生えているという桂(かつら)の枝。
けい‐し【瓊枝】
1 玉で飾った美しい枝。また、玉がなるという珍しい木。 2 皇族の子孫のたとえ。
桂林(けいりん)の一枝(いっし)
《晋の郤詵(げきしん)が進士に合格したとき、「桂林の一枝を得たにすぎない」と帝に言ったという「晋書」郤詵伝の故事から》わずかな出世。
けっか‐し【結果枝】
花芽がついて開花・結実する果樹の枝。
こ‐えだ【小枝】
小さい枝。さえだ。「梅の—」
こぶ‐ようじ【瘤楊枝/昆布楊枝】
皮つきのままの材で作ったようじ。
こ‐ようじ【小楊枝】
「爪楊枝(つまようじ)」に同じ。
ご‐れんし【御連枝】
貴人の兄弟の敬称。→連枝「今上皇帝の—なり」〈太平記・五〉
さい‐ぐさ【三枝】
「さきくさ(三枝)」の音変化。
さ‐えだ【小枝】
こえだ。えだ。「明けされば榛(はり)の—に夕されば藤の繁みに」〈万・四二〇七〉