つり‐えだ【釣(り)枝/吊り枝】
歌舞伎の大道具の一。舞台前方の上部から、作り物の木の枝や花を横1列に並べてつり下げたもの。
つる‐れいし【蔓茘枝】
ウリ科の蔓性の一年草。葉は巻きひげと対に出て、手のひら状に裂けている。夏から秋、黄色い花を開く。実は長楕円形でこぶ状の突起があり、熟すと黄赤色になる。若い実を食用にするが、果皮は苦い。熱帯アジア...
天(てん)に在(あ)らば比翼(ひよく)の鳥(とり)地(ち)に在(あ)らば連理(れんり)の枝(えだ)
《白居易「長恨歌」から》夫婦の情愛のきわめて深いことのたとえ。比翼連理。→比翼の鳥 →連理の枝
なか‐つ‐え【中つ枝】
中間の高さにある枝。「—の枝(え)の末葉(うらば)は下つ枝に落ち触らばへ」〈記・下・歌謡〉
ながし‐えだ【流し枝】
生け花の役枝(やくえだ)の一。立花(りっか)では、水際より横に長く出した枝。生花(せいか)では、地の枝のこと。→七つ道具
はね‐ようじ【羽根楊枝/羽楊枝】
細長い柄(え)の頭に鳥の羽をつけた小さい楊枝。おはぐろや薬などをつけるのに用いる。
はみがき‐ようじ【歯磨き楊枝】
歯を磨くときに用いる楊枝。古く、楊(やなぎ)の小枝の先端を裂いたもので歯の汚れを取った。歯ようじ。
は‐ようじ【歯楊枝】
「歯磨き楊枝」に同じ。
ばん‐れいし【蕃茘枝】
バンレイシ科の落葉低木。高さ約5メートル。葉は楕円形、花は小さくて黄緑色。実は球形で黄緑色に熟し、いぼ状の突起に覆われ、釈迦の頭にたとえて仏頭果ともいう。果肉はクリーム状で香りと甘味があり、食用...
ひこ‐え【孫枝】
枝からさらに分かれ出た小枝。「春されば—萌(も)いつつ」〈万・四一一一〉